【国道417号線-徳山の橋】2005年11月編
岐阜県に建設されている巨大ダム・徳山ダム。完成すれば日本一の規模になる、ロックフィルダムです。 このダムにより一つの村が消えました。 かつての村内には、捨てられた橋、工事のための橋、そして新たに造られる付け替え橋。 消え行く村の風景を、「橋」という視点からレポートしてみたいと思います。 青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント |
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前回から2ヶ月後にまた行ってきました。 |
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前回と違い今日はすごい雨にふられた。 すぐやんだけど、まだ油断が出来ません。 今の内にさっさと取材しましょう。 ここは「漆原乙女隧道」を抜けた所にある、 トラ縞パネルの前です。 2ヶ月の間にけっこう出来てるみたい。 |
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【徳之山八徳橋】
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橋台の所からも、橋桁を延ばして行ってます。 |
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トラ縞パネルの隙間から写
した写真です。 橋桁と橋台はまだ繋がってはいないようです。 手前から延びている足場?が いいアクセントになってる。 こんな景色を見れるのも今のうちです。 完成したらこの場所は、道のど真ん中。 車にひかれちゃいます。 |
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お〜〜。 これは凄い。 |
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トラ縞パネルの所から少し来た所から。 あと50mぐらいで橋台側と合体しそう。 橋桁も長くなったので、 さすがにケーブルで吊ってます。 |
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【桜橋(徳山ダム水没橋4-改造つり橋)】
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国道417号線に架けられた仮設橋の手前を 旧道の方に入り、しばらく川沿いを行くと こんな物を発見。これは… その前に・・・ 国道に架けられた仮設橋の事ですが、 これは松尾橋梁と言う会社で造ってる 「プレハブ橋梁TRIAS(トライアス)」 と言う物みたいです。 ( ̄ω ̄)ノシ∩ へぇ〜。 あ。TRIASは商品名ね。 さてこの橋ですが、これは吊り橋の跡ですね。 |
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吊り橋の跡に、 普通のコンクリート橋が架かってます。 こういうのって、車の大型化に伴って 架け替えたのでしょう。 でも何で塔だけ残ったのかしらね? モニュメントとして残したのかも。 あ〜、でも水没の運命。 徳山村の歴史も湖の底です。 この道も工事車輌しか通らないよね。 おかげで路面が土だらけ、 雨が降れば泥だらけ。 帰ったらバイク掃除しなきゃだわ。 |
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対岸からはこんな感じ。
懐かしい昭和の風景ですね。 まるで、村の入り口の門のように見える。 途中に付いてる台形の物は何だろう? たぶん、塔が左右に歪まないように ここにも梁が渡してあったんだと思います。 それで、工事のトラックが通るには邪魔なので 切り取ってしまったんでしょう。 |
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横から見た橋の全体像。 日本のどこかで見掛けても 別段何でも無い景色ですが、 ダムに沈む村にあると言うのが この景色を特別な物にしてます。 それにしても「寒い」景色だよね。 |
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【漆谷上原橋】
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ここから北側を見ると 「漆谷上原橋」が見えます。 ここもけっこう工事がすすんでます。 ここもダム完成後は二度と見れない風景。 たとえ渇水状態の時でも こんな場所までは来るのは無理でしょう。 今の内によ〜く見ておきましょう。 |
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【磯谷ベロリ橋】
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「磯谷ベロリ橋」も見て来ました。 あ〜… と、ちょっと。 もうあと5〜6mでくっつきます。 今度来たら完成してるんでしょうね。 さて、2005年のレポートはここまで。 今年も雪がとけたら、また行ってみます。 前にダム完成まで何年後って書いたけど、 2006年9月には水が入れられるそうです。 何か、いきなりカウントダウン開始です。 賞味期限あとわずか。 [2005年11月現在] |
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この時は現地では、雨にたたられっぱなしでした。 帰る途中で晴れて来たのには、笑ってしまいます。こんな日もあるさ、ってことで。 ■ この日は同時に、廃校・徳山小学校も見て来ました。そちらもどうぞ→廃小学校編 ■ |
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