【国道418号線-達原廃道】再訪問編
岐阜県と長野県の県境を縫うように走る、国道418号線の上矢作町の旧道区間には 破壊の限りを尽くした廃道部分があります。 今回は、依然見る事の出来なかった東側の廃道部分の探索です。 青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント |
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今まで通行止のおかげで見に行けなかった |
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達原トンネルの東側の坑門手前に 分岐する道があります。 これが旧道へのアプローチなのですが、 西側の物と比べると 何だかぞんざいな造りです。 繋げただけっぽい。 でもまあ、道は続いているので 行ってみましょう。 |
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こちらもやはり通行止です。 |
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行き止まりです。 目の前には山の斜面が立ち塞がり 壁の様になっていて、 これ以上進めません。 何とも中途半端な道です。 ってよく見ると… |
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アスファルトの断面
が! しかもカーブミラーが!! それに何か看板も!!! これはまさしく 国道418号線の廃道部分です。 じゃあ今来た道は何なの? 旧道じゃないってことでしょうか。 河川管理のための道かもしれません。 しかしこの斜面、登れそうで登れません。 廻り込もうにも木が邪魔で無理です。 これは冬になってから再チャレンジですね。 |
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さて12月になり、 寒い空気に冬が実感出来る頃 再びやって来ました達原の廃道。 草が枯れた斜面を楽に登り、 木をかき分けて、 残された廃道に辿り着きました。 もしあなたがここに来るなら 薄手の服装は止めた方がいいでしょう。 途中、林の中を通りますが、 とげのある植物がいっぱいあって、 服がボロボロになりかねません。 それにしても、けっこうな段差があります。 でもこれが本来の国道の高さです。 |
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木が倒れてたり、草が生えてたり 廃道っぽさがありますが、 そんなに荒れている雰囲気は無いです。 廃道になってからの時間を考えれば こんなものでしょう。 なんて呑気に歩いていると 足元に動物の糞が… 誰?後始末しないのは。 ちゃんと持ち帰るのがマナーでしょう? って、野生動物には関係ないか。 …まさか熊? いやいや、きっと猿か鹿でしょう。 たぶん。 |
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この看板は崩落した当時の物でしょう。 国道153号線まで戻れって… 国道418号線にふさわしい看板ですね。 カーブミラーがあるって事は、 この先はカーブになっているのでしょう。 このまま行ければ、例の崩落現場まで あと数百メートルってとこです。 一体どんな景色が見れるのか、 今からわくわくします。 |
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いきなり終了。 ガーン。 もう道がありません。 見える範囲にも道はありません。 それどころか、痕跡すらないです。 下の河原には残骸が点々としてますが、 その他の物は流されてしまったんでしょうか? それとも片付けられたのか? まさかこんなに早く終わるとは。 30mぐらいの廃道でした。 例の崩落現場までは 河原を行くしかないようですね。 |
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横から見るとこんな感じ。 まるで引きちぎられた様になってます。 ガードレールが曲がって垂れ下がっていて、 破壊の凄まじさを物語っています。 なかなか豪快な壊れっぷり。 川の方の擁壁も崩れていて、 中の土が剥き出しになった所では 地層の状態を見る事が出来ます。 花崗岩で出来た山なのに ここに見えるのは柔らかそうな土です。 これじゃあ崩壊は止まりませんね。 |
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対岸の岸壁を見れば何か橋の様な物が… これは木道とかいうやつですね。 斜面にへばり付く様に道があります。 やはりと言うか、この木道も 途中から崩壊しちゃってます。 国道の廃道と違って、 乗ったら確実に落下しますね。 あ。こういうのって キャットウォークっていうんだっけ? いかにも猫の道。 一体どこに繋がっているんでしょうか。 [2004年12月現在] |
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残念ながら東側の廃道は、わずかな距離しか残っていませんでした。 河原からの接近は可能でしょうが、再び廃道の上に立つ事は河原との高低差により不可能でしょう。 ■ 半年後の2005年5月にもう一度訪れてみました。今度は河原側からの探索です。 ■ |
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