【愛知県・豊橋鉄道田口線跡-麹坂トンネル】続編
前回は解像度の低いデジカメなので、ろくな写真が撮れませんでした。
今回は一眼デジカメでちゃんとした写真を撮って来ました。それと新発見も。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 麹坂トンネルに
 2年ぶりに行って来ました。
 麹坂トンネル再びです。
 今度はきれいな写真を撮るぞ〜〜っと。
 新発見って、何?
 では、続編をどうぞ。

 今回はいきなり
 深山幽谷って感じの切り通しから。
 相変わらずイイ雰囲気です。
 相変わらず落石落ちてます。
 今回は高いカメラだから
 綺麗に写せるわよ〜〜。
 おお〜〜、よく写ってる。
 ・・・でも、ここに出す時は
 解像度を落とすので意味ないですね。
 いや、そんなコトない?

 
 もっとじっくり見て回りますか。
 ここなんかすごいですね。
 何枚も板が重なっているようです。
 これって鉄道を通すために削ったんでしょうか?
 削ったというより、剥がしたみたい。
 まるで自然の地形のように見える。
 そう言えばこれって
 「板状摂理」というものですね。
 この向こうには、
 大きな崖崩れがあった。
 
 なんか変な岩がある。
 ん〜〜… よく見たらこれって
 コンクリートの壁だよ。
 この前来た時は気付かなかったですよ。
 しかし、これは、なんて言うか…
 隙間に流し込んでる?
 岩盤を削りすぎた所に亀裂でも入って
 それを押さえるために
 コンクリートで固めたんだろうか?
 なんにしても、ここに板を並べて
 型枠にした訳です。
 枠の横線がいっぱい残ってます。
 岩が飛び出した所は、
 岩の形に合わせて板を切ったんだろうね。

 当時の苦労が偲ばれます。
 
 さて、今回の本題の「麹坂トンネル」です。
 2年前と変わりありません。
 相変わらずイイ雰囲気。
 
 入口から見るとこんな感じです。
 前回来た時と同じで、
 トンネルの中から水が出ています。
 まあ、たいした事ないですね。

 では、入ってみましょう。
 
 ちょっと待って。
 なにやらタイヤの跡がついてる。
 これは・・・
 バイクのタイヤ?
 しかもオフロードタイプのブロックパターンだ。
 っていうことは、
 トンネルにバイクで入った人が居るの?
 いやぁ… 何というか…
 物好き?
 いや、それは私もか。
 
 少し行くとコンクリート巻きはお終い。
 後は素堀りの岩盤剥き出しになります。
 こんな景色が続くのですよ。
 真っ暗ですが・・・( ̄▽ ̄)
 
 剥き出しの岩盤に、
 ガイシが直接くっついてます。
 これは通信線とやらをとめていた物ですね。
 
 岩に数字が・・・?
 なんだろうか?
 入口からの距離・・・な訳ないか。

 なんなんでしょう。
 
 ざっくざっくと何百メートルも歩いていると
 再びコンクリートになります。
 路盤にも変化があって、
 砂利だったり砂だったりします。
 ここは砂が敷いてある。
 左側に不自然な盛り上がりがあるけど、
 パイプが埋められてます。
 明らかに人為的に。
 隠してある?
 

 そうこうする内にもう出口です。
 ここは1/4が素堀りのままですね。
 ああ、そう言えばさっきの謎の数字ですが、
 19…18…17…と、カウントダウンしていってる。
 そしてこのあたりで“10”。
 これは前回のコンクリの厚さの数字かも?って
 言ってた数字です。
 でも、岩の上にも書いてあるので
 コンクリの厚さじゃないよね?
 上を見上げるとガイシが・・・
 どうやら通信線のガイシのナンバーのようです。
 な〜るほど。これは新発見。

 
 こちらも前回と変わらず。
 と思ったけど、フェンスの真ん中の
 ネットに穴が開いてる。
 横の隙間を通れない人が開けたのかな?
 さて、今回はここまで。
 じゃあ戻りましょうか。

[2008年2月現在]

2年経っても、内部には新たな崩落も見られず、しっかりしたトンネルなのがわかります。
そう言えば田口線のトンネルで、内部の崩落で閉塞した物はありませんね。
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