【国道158号線旧々道-軽岡隧道】三尾河編
軽岡峠への旧々道は、人が通わなくなり、荒れ果てていました。今回は三尾河側を見てみます。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 

 軽岡峠にある隧道へは
 薮と残雪を越えて行きました。
 そこも結構酷い道だったけど、
 反対側の三尾河はさらに酷いそうです。
 簡単には人を近付けない、
 軽岡の真の姿は、いかなるものか?

 まずは地図で位置を確認→■周辺図■

 旧々道は途中からダートになるため、
 オンロードバイクでは大変です。
 で、ここが軽岡峠への分岐点になります。
 わかります?
 正面の斜面がそれです。
 最初わからなくて、全然別の道を
 行ってしまいました。
 1kmぐらい歩いてから間違いに気付いて
 引き返して来ました。
 まさかここじゃないよねって所が、
 目的の道でした。
 

 これ絶対道じゃないよね?
 崖から崩れた細かい石が積もっていて、
 ただの斜面ですよ。
 でも、先の方まで平坦な地形が続いてる。
 段々道に見えて来ました。
 取り敢えず入ってみましょう。

 
 さっそく笹の薮です。
 こんな感じで続いて行きます。
 やっぱりここが旧々道のようです。
 雪解け直後に来たのに、
 もうこんな状態なんて、
 ちょっと予想外?
 これで真夏にはどんなに激薮なのか
 想像出来ませんね。
 

 下を見るとさっき通って来た
 ダートの道が見えます。
 これも旧々道ですよね。
 こちらの旧々道は、
 徐々に高度を上げて行きます。
 相変わらず笹が続きます。

 

 左にカーブしてる先に
 石積みの擁壁を発見。
 これで誰が何と言おうが
 ここが旧々道だというのが決定ですね。
 これで安心して行けます。
 いや、道の状況は
 けっして安心出来ないけど…

 谷の下に渓流があるのか、
 ずっと水の流れる音が聞こえて来ます。
 それと東海北陸自動車道を走る車の音も
 ここまで聞こえて来る。

 

 埋まってるし。
 でも、これなんかまだ序の口。
 写真には写ってないけど、
 倒木も酷いです。
 うんざりするぐらいあった。
 勘弁してほしいです。
 でも、危険なのは倒木だけじゃないです。
 何でも無い若木なんかも
 時にはとんでもない邪魔者になります。

 

 道が崩落した所を通ろうとした時、
 若木に押し出されそうになった。
 落ちるかと思ったよ!
 帰りには切ってきてやったけどね。
 少しは通りやすくなってるでしょう。

 途中には川の跡らしき所があった。
 よく見たら、上には旧々道が通ってる。
 ここから先にはヘアピンカーブで
 180度向きを変えるので、
 これから通る道が見えてるんだ。
 この斜面を上がって行けば
 ショートカット出来そう。

 
 しかし目の前の道を見ても、
 薮・薮・薮・薮・薮…
 ここに来てどっと疲れが出たので
 撤収します。
 さっき道を間違えて、
 いらん体力を消耗したのがまずかったみたい。
 それもあるけど、精神的にまいった。
 まあ、峠の隧道には行っておいたので、
 無理はやめておきましょう。
 ・・・それに、帰りも行きと同じだけ
 体力を消耗するしね( ̄□ ̄)

[2006年5月現在]

峠への道は本当にわかりづらい場所にあります。
現地で出会った釣り人にも、道を訪ねたのですが、まったく知らないとの事。
1枚目の写真の先には林道が続いていて、ゲートがありますが、
そちらは軽岡林道と言う別の道です。
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