【静岡県-佐久間水窪・嶋橋】 |
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飯田線相月駅の北側の 国道の旧道に入ると辿り着きます。 まあ、旧道からは見えないんですがね… 地図を見ていて見付けた 怪しい橋のマーク。 そこは、“やっぱり”の廃物件でした。 |
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旧道と対岸にある集落を結ぶ唯一の橋。 |
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主塔が鉄骨のトラス構造ですが、 この辺りの吊り橋は、 みんなこんな感じだった。 トラス主塔は珍しいみたいだけど、 けっこう見掛けるよ? で、吊り橋ですが、封鎖されてます。 丸太とツタが効果的に塞いでますね。 左の丸い看板は、山にはよくある、 リスの山火事注意看板です。 |
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それで丸太はどこに載ってるかと言えば |
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…さっきから気になってたけど、 なに?これ。額縁? よく見ると細かな字が沢山書いてある。 「嶋橋改修…なんたら… 金拾伍萬円也 村□補助金 金拾参萬円也 嶋橋基本金」 後はずっと個人名が続いてます。 これは珍しい! これこそ珍しい! こんなの初めて見たよ! 嶋橋の改修費用を出した人の名前を こんな所に掲げてるのですよ! |
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さ〜〜て、橋を渡れ・・・ませんね。 |
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板の無い場所を下から見てみた。 |
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ぐるっと向きを変えて、 今度は主塔側を見てます。 何と!橋台の下から木が生えちゃってます。 橋桁が枝と枝の間を通ってるよ。 これは嶋橋が出来てから生えた木なの? 橋が出来てから50年以上経ってそうだから これぐらい成長してても不思議じゃないか。 でも、何で切らなかったんだろう? ちなみに左側に見えてる建物は、 民家の駐車場です。 軽トラが置いてありました。 |
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対岸の様子はといえば、 木に覆われてよくわかりません。 向こう側には道が無いように見えるけど、 集落に行く為の小道があります。 それとネットで見た地図には、 橋の右側の影になってる所に 小さな橋が描かれていました。 写真を拡大して見たけど、 ちょっとわからなかった。 耐風索はだらんと垂れ下がってます。 |
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全体像を見ると、結構長い橋です。 それに高い。 近くで見るより高く感じます。 橋から落ちたら「痛い」じゃ済まなそう。 こんな立派な吊り橋がボロボロなんて 勿体ないコトです。 また改修しないのかな? [2010年12月現在] |
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■ 航空写真を見ると、嶋橋を渡った対岸には、5世帯の家が確認できます。 山の中腹に住宅と耕作地が点在し、そこを九十九折れの道で結んで集落を形成しています。 この地域には、川沿いにそんな集落が幾つもあり、 集落からバス停や鉄道の駅に行く為の橋が架かっています。嶋橋もそのひとつでした。 嶋橋の近くに出来た新しい橋の為に、嶋橋は廃止されたのでしょう。 取り壊されずに今も残っているのは、地元の人達の並々ならぬ想いがあるからでしょうか? ■ |
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