【愛知県・東栄町-煮え渕の吊り橋】 |
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佐久間ダムに向かう途中にある橋ですが、 今まで吊り橋があるとは気が付かなかった。 吊り橋サイトで見付けた 渓谷の上をまたぐ吊り橋。 どんな景色なんでしょ? どこだか分からないので→■周辺図■ |
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問題の橋は東栄町の中心地より |
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吊り橋には、この細い道を下ります。 大きな看板がありますが、 ここに天然記念物の 煮え渕ポットホールがあるからですね。 20個以上もあるそうな。 確かに、ひとつでっかい穴が見えます。 甌穴…“おうけつ”とも言います。 |
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では渡ってみましょう。 やっぱりと言うか、名前は分かりません。 ここにも色々看板があります。 左から、増水注意の看板、 その右は人数制限の看板。 一人ずつ通行してって書いてある。 二人はダメですか? 右はじのは、ゴミ捨てんなよ看板。 これは釣り人向けみたいだ。 あ。主塔はコンクリ製ね。 |
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橋桁は金属製です。 歩くと、ぐわんぐわん揺れる〜。 ちょっと楽しいぞ。 下を見ると耐風索がゆるんでます。 これって、橋が揺れたりしないように、 下に引っ張ってるモンだよね? 橋が揺れるのはこれが原因かしらね。 まさか、わざと緩めてあるとか? |
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下は、まさに“渕”という景色。 |
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渓流の上に架かってるだけに、 |
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そんな事はなかった。 渡った先に道は無いように見えたけど、 ちゃんと道がありました。 一見、登山道みたいです。 ちょっと先まで行ってみましょう。 最初は緩い坂だったのに、 すぐに急坂に・・・ しかもコンクリの簡単な階段になってる。 このまま行くと、ひと山越えそう。 この山道の為の橋なのだろうか? まあ、今はポットホール見学の橋ですね。 |
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さて、お次は下からも見てみよう。 吊り桁という部分を細い鉄骨で繋いである。 あまり重さに耐えられない気がする。 やはり一人で渡る方が無難? それと、裏側は陽に当たらないからか、 本来の赤さが残ってますね。 |
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煮え渕の岩場から見上げてみた。 この風景には吊り橋がよく似合います。 あれ? 何か違和感が・・・ って、橋脚が立ってる?? これは古い橋の跡なのかな? 本来ここには、生活の為の橋が 架かってたのでしょう。 [2010年10月現在] |
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■ 上のレポートでは「煮え渕」の画像がありませんでしたので、 最後に大きな画像を貼っておきます。 画面中央少し左下に、とりわけ大きなポットホールがあいています。 ポットホールとは、川の流れで回転する岩によって削られて出来た、丸い穴の事です。 煮え渕のある東栄町には、中央構造線西側の領家帯が広がっています。 中央構造線は約1億年前に活動を始めた大断層です。 東栄町一帯、1700万年ほど前は、第一瀬戸内海と呼ばれる海でした。 この煮え渕の辺りもその頃は、海底に沈んでいたと言う訳です。 ■ |
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