|
【静岡県・天竜水窪-戸中川の廃吊り橋】
静岡県浜松市水窪にあるダム湖の上流に、3本の吊り橋があります。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
|
|
戸中川沿いの林道を
上流に向かって行くと、
途中には3本の吊り橋があります。
「戸中橋」に行ったついでに
この橋も探索します。
|
|
|
戸中橋から3kmぐらい行くと、
1番目の橋があります。
林道からも見えます。
しかし、橋までの道は
獣道みたいなもので、
急坂で滑りやすくて
下りられず断念。
ま…まあ次の橋に期待しましょ。 |
|
|
|
さらに上流に進むと
落石で車は通行止めになってます。
でもバイクなのでこそっと通過。
お次の橋は、
林道からすぐ行けます。
川の上に橋桁が見えますね。 |
|
|
|
橋桁は山の中の吊り橋らしく
簡素な作りです。
床板は木の板です。
主塔はどこだろう?
主塔の無いタイプですか?
目の前の木に
何か板が付いてる? |
|
|
|
で、近付いてみてビックリ。
メインケーブルが
木に結ばれてる!
木アンカレージだ!!
これならコンクリのアンカレージを
作らなくても済むので
自然には優しいのかも?
この木には負担だろうけど。 |
|
|
|
橋の真ん前に木があるので、
橋には横から入ります。
薄い鉄板を3枚並べて
桟橋になってますが、
これが壊れそう。
ささっと渡ります。 |
|
|
|
これで一安心と思ったら、
立入禁止?
チェーンで塞がれてます。
なんと、廃物件だったのです。
(タイトルでネタバレだけど…)
確かに、雰囲気がやばそうだ。 |
|
|
|
板はコケだらけで、
長い事誰も渡ってないんだね。
足を乗せると
板が、割れそう・・・
さいわい吊り桁が金属なので、
これの上を歩きます。 |
|
|
|
しかし、すごい揺れます。
ぐわんぐわん揺れて
吹っ飛ばされそうになる。
少し歩いたら立ち止まって
揺れがおさまるのを
待たないとまともに歩けないです。
写真の所で枝にすごい邪魔された。 |
|
|
|
ぐらぐら揺れる橋の上で
川の様子を撮った。
渓流じゃなくて、
砂利の河原だった。
反対側は渓流の景色なので、
川が曲がってる所に
土砂が溜まってるのでしょう。 |
|
|
|
対岸にも主塔は無いですね。
それどころか橋桁がおかしな事に。
斜面にくっついて斜めになってる。
傾いてる板を上がって行くと、
メインケーブルが低くなって
橋の外に出るのに邪魔になります。 |
|
|
|
この角度から見れば
橋桁の様子がよく分かります。
現役時代は、
まっすぐだったんだろうか?
今の方が味が有るんだけど… |
|
|
|
メインケーブルはさらに
先に延びて行きます。
途中こんな感じで
ボロボロの木があるけど、
これも橋の一部だった? |
|
|
|
こちらも木のアンカレージでした。
立ち木が傷つかないように
板が巻いてあるのですが、
折れてしまっていて
役に立ってない。
そのうちケーブルが木に食い込んで
幹を傷つけそう。 |
|
|
|
橋の下には行けませんが、
少し慣れた所からなら撮れた。
なかなか幻想的になりました。
(そうでもないか…?)
こんなに良い物件だと思わなかった。
今回一番の橋でしたね。
[2017年5月現在] |
■
戸中川には、「戸中橋」の他に3本の吊り橋があります。
最初の橋は、アプローチが危険すぎて渡れませんでしたが、
2番目の橋は味のある廃物件でした。
次の橋は、林道のゲートの向こう側にある「奈良代橋」です。
■
|
道ネタ「橋梁」TOPへ… ■ 戸中橋へ… ◆ 奈良代橋へ… ◆ 戸中川の吊り橋へ… ◆
|