【国道8号線旧道-賤ヶ嶽隧道】
滋賀県の琵琶湖の北岸の山間部に、煉瓦造りの隧道があります。 隧道の西側の坑門からは琵琶湖を見下ろす事が出来ます。 青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント |
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滋賀県には、 まだまだ素晴らしい隧道があります。 ここも保存状態のいい きれいな隧道です。 隧道周辺図はこちら→■周辺図■ |
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湖岸を走る国道8号線から旧道に入り、 どんどん高度を上げて来ました。 ゆるやかなカーブを曲がり 目の前に現れたのがこの隧道。 なんとも素敵なお姿。 その名も賤ヶ嶽(しずがだけ)隧道。 現道の方は「賤ヶ岳隧道」で、 「だけ」の字が違うだけ。 |
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扁額には変わった書体の文字が… |
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隧道横にはバケツが置いてあって わき水がそそがれています。 あれ?よく見るとこれはゴミ箱じゃあ… 何かすごい生活感が出てます。 こんな所は車が通らない…って思ったけど こうやって撮影してる間も 車やカブが通過して行きました。 地元の生活を支える道なのでしょう。 |
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じゃあ中に入ってみましょう。 何か白い壁が… コンクリートで補強してあるの? な〜んと! せっかくの煉瓦巻の内部が台無しですね。 でもまあ、安全のためには 必要な処置なんでしょう。 |
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隧道の途中に銘板がはめ込んでありました。 |
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東側に出て来ました。 |
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こちらは「賤ヶ嶽隧道」とあります。 右から読みますが、 こういう右から書いてあるのって 実は縦書きの文字を 一文字づつ改行してあるのだそうです。 だから読むのは縦書きの時と同じく、 右からになるのです。 それに扁額というのは元々 神社仏閣の名前を書いた額のことです。 隧道の坑門の姿を 山門に見立てたからでしょうか。 昔の古い隧道を見れば、 荘厳な姿がお寺とかの雰囲気に似ています。 |
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隧道を出た所に赤い物がありました。 よく見ると赤く塗られた金属の板です。 箱状になっていて、 何かが入っていたようです。 赤いって言う事は、 ひょっとして消防関係ですか? 消火器でも入ってたのでしょう。 側面に「建設省 滋賀工事事務所」の文字。 でもすでに死んでいます。 |
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東側は穏やかな雰囲気です。 でも左に墓地があるけど… ここからは下りに転じます。 この先旧道は ダイレクトに現道に接続していないので、 途中から線形が 改変されているかもしれません。 旧道自体は走りやすいいい道でした。 [2004年10月現在] |
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隧道がある所は開放的な場所ゆえ、いかにも古い物があるという雰囲気は薄いです。 旧道は峠越えをして行きますが、現道は低い位置にあるトンネルで山を越えて行きます。 ■ |
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