【岐阜県・白川町-黒川の吊り橋】
白川町には、白川・黒川・赤川が流れています。今回のレポートは、黒川に架かる吊り橋です。
青字…ラピスのコメント　■黒字…作者のコメント
　
 　まだまだ探せばあるもんだ。
　白川にはいくつか吊り橋があるけど、
　お隣の黒川にも小さな橋がありました。
　“橋がある”程度の情報しかなかったので
　けっこう探しましたよ。

　場所は県道70号線の
　「元鉱山前」バス停の近く。
　製材会社？の裏にあります。
　でも、製材会社の橋ではないようです。
　対岸の民家のための吊り橋？
　「元鉱山前」ってのが怪しい。
　調べてみたら、黒川鉱山と言うのが
　あったそうです。
　鉱山関係の吊り橋か？
　
　まあ、どちらにしても、
　そんなに古い物じゃないみたいです。
　横からの絵も押さえておきま・・・
　あれ？
　川の中に何かある…
　あの四角いモノは…
　橋脚だ！
　
　橋脚。
　しかも、石造り。
　吊り橋の下にこんな物があるなんて…
　これはあれだ。古い橋があった、と。
　洪水で流されたんでしょうか？
　画面左側の岩の上にも
　かつて橋脚があったのでしょう。
　で、流されない吊り橋に
　造り直した、と。
　この橋、色々歴史がありそうだ。
　
　前置きはこれぐらいにして、
　さっそく渡ってみましょう。
　そんなに古い橋じゃないからなのか、
　床板はオリジナルっぽい。
　と、言う事は・・・
　う〜〜ん…　ボッコボコだ。
　でも通行禁止じゃないので大丈夫そう。
　…大丈夫だよね？
　…じゃあ渡りましょう。
　

　うわ…　ヒドイ状態だ。
　ボロボロになってる。
　釘が剥き出しになってて、
　板がちゃんと固定できなくなってる。
　歩くと、ガタガタしますね。
　板は厚くて、丈夫そうだけど、
　踏み抜いちゃいそうな雰囲気が・・・
　そーっと歩かなくちゃ。
　

　現役なだけあって、
　危なげなく渡れましたね。
　まあ、危ない雰囲気はあったけど。
　対岸は未舗装路になってます。
　この先もこんな感じの道しかなかった。
　この辺りは集落のあった跡なんだろか？
　鉱山があったので、それ関係の人達の
　住宅とか作業場などがあったのかも？
　よくわかりませんが…
　それにしても、簡単な構造の主塔だね。
　
　何て言うか、コスト掛けてなさそう。
　本当にただの歩行者用って感じ。
　元々は車も通れる橋だったのが、
　車が通る必要がなくなって、
　こんな吊り橋になったんでしょう。
　この写真、橋桁が地面に
　乗っかってるように見える。
　砂利が載ってるのは、
　雨の時に水が流れるからみたいです。
　
　橋を渡って振り返ってみました。
　山間の村という景色がナイス♪
　
　最後に橋のちょっと大きな
　写真をどうぞ。
　歴史のあるご大層な橋じゃなくても、
　こんな生活感のある橋もイイもんです。
　白川町に黒川・・・
　白やぎさんと黒やぎさんを思い出した。
　白やぎさんからお手紙着いた♪
　黒やぎさんたら読まずに食べた♪
　ならメールにしろよ！

［2010年8月現在］
■
吊り橋の下に、古い橋の橋脚が残ってるのは、あまり見ないのですが、
中津川市の県道6号線が木曽川沿いを走る所にも、吊り橋とそれより古い橋の跡があります。
そこにはかつて、ダブルワーレントラス橋が架かってましたが、
ここの黒川の吊り橋には、コンクリートのRC橋でもあったんでしょうか？
※今はロープで塞がれて、通行禁止になっています。（2016年現在）
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