【岐阜県・下呂市-観音滝の吊り橋】 岐阜県下呂市小坂町の温泉地を南下、林道・下呂小坂線を2kmほど行った所にある、 観音滝の近くに架かる朽ちた吊り橋です。 青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント |
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小坂町にすてきな吊り橋があるのを ネットで見付けたので、 さっそく見に行って来ました。 何でも壊れてて通行止めだそうな。 なので取り敢えずは見るだけ、です。 |
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国道41号線を北上し、 |
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「安全第一」とでかでかと書かれた 琺瑯看板が貼ってある小屋のすぐ近く。 林道脇の斜面に立ってました。 見下ろしてみると・・・ お〜〜っと。 なんという急斜面。 とは言え、道があるので安心です。 下までつづら折れの道が続いてるみたい。 では行ってみましょう。 |
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遊歩道として整備されてたので、 問題なく歩けます。 木製桟橋が本格的。 途中にロープも張ってあって、 迷う事なしです。 でも、誰も通らないのか、 ちょっと荒れてます 。 まだ橋は見えないかな? |
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あっ。あった! なるほど、味のあるお姿。 …あれ?なんだか違和感が… …何か足りないような気がする。 …まあ、いいか。 それにしても、綺麗な川です。 |
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吊り橋まで、あと少しというとき、 |
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さあ! これが目的の吊り橋です。 ─って、橋桁 壊れてるし! 確か3年前には、橋と川岸の間にも 橋桁があったのに 流されてしまったようですね。 まさか、ここまで壊れてようとは… それにしても、木造主塔が何とも危うい。 岩の上に載ってるだけに見えるけど、 コンクリで固めてあるみたいです。 |
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主塔の上部のアップです。 メインケーブルが無ければ、 林鉄の橋の橋脚に見えなくもない。 さぞかし古い橋かと思えば、 なんと、ボルトで組み立ててある! 看板みたいなのがあるけど、 銘板か扁額なのかな? 画像を拡大してもよくわからず。 なんとなく、“人員三名”と読めます。 人数制限注意看板なのかな? |
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横から見ると、 岩の上に載ってるのがよく分かります。 す・すごいねぇ… 落ちそうで落ちない。 でも歪んでる。 正面から見ると右に傾いてます。 …それってやばくない? 危険が危ないって感じです。 |
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吊り橋は危うい状態なれど、 |
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橋桁の一部が落ちちゃってますが、 なんとか渡れないだろうか? 主塔と床板の隙き間から体をねじ入れて 撮影してみました。 うわ〜〜… 傾いて波打ってる。 欄干もあちこち壊れてますよ。 オール木造の橋桁なので、 乗ると恐ろしい事になりそうですね。 ・・・でも、上がれそうだ・・・ |
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よっこいしょと、上がってみました。 あれ? 意外としっかりしてる。 ギシギシメリメリいうかと思ったけど なんともありません。 これなら行けそうです。 とは言え、揺らすと壊れそうなので ゆっくりと進みましょう。 |
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外れてます。 どうやったら、 こんな所だけ外れるのだろう? 上の写真でも、すっぽ抜けてるしね。 いくら構造的に問題なさそうでも、 これはちょっとコワイ。 まあ…これぐらいが、 廃物件らしくてよいのですが。 |
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ギイギイと揺れながらも、 中間地点を通過。 見た目程危ない事はなかったですね。 …今のうちは…ですが。 そう言えば、観音滝ってどこ? 橋の上から見渡しても どこにも滝らしきモノは見えません。 川に流れ込む支流に、 小さな“滝”があるぐらいです。 |
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対岸に辿り着きました。 |
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こちら側の橋桁は、ちゃんと岸に ・・・届いてない! っていうか、板が抜けてる! まあ、こんなんは桁の上を歩けばOK? と、思って足を載っけたら… 折れそう。 “3本の矢”のごとく、 3本でなら人の体重を支えられるけど、 1本じゃ無理なわけですよ。 ポンっと行けそうだけど 無理せずここでUターンします。 |
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その前に、この周辺を見てみましょう。 対岸のアンカレイジはこんな感じ。 これって、岩盤に直接 ケーブルが刺さってるようです。 まさしく「アンカー」だね。 その向こうには、 ねじれた切り株があります。 自然と人工物のコラボってトコでしょうか? すごく絵になる景色です。 |
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廃吊り橋を充分堪能したので、 戻るとしましょう。 帰りも慎重に歩いていきます。 こちらから見ると、 林道側の主塔は酷い状態なのが分かる。 歪んでしまって、平行四辺形になってる。 ナナメ5度くらい? 床板もひねられた様になってます。 しかも、その向こうの橋桁は無いしね。 |
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最後に鹿山筋谷の美麗な渓流をどうぞ。 この先に例の観音滝があるのです。 吊り橋が渡れないので、 新しい橋で滝に行けるはず…ですが… ないよ、橋。 ここのサイトを見ると橋があるのに! 影も形もありませんね。 景観にそぐわないから撤去したの? おかげで滝には行けません。 [2011年5月現在] |
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■ 綺麗な渓流の上に掛かる、壊れた吊り橋は、元々は林業の為の橋だったのでしょうか? 観音滝に行く為の橋として利用されていたようですが、老巧化により通行止めされていました。 上記サイト「がんでんの館」では、2008年の様子が見られますが、 この吊り橋は、その当時からすでに通行止めでありました。 それから3年あまりの間に、増水のためか、橋桁の一部が失われてしまいました。 2011年現在は、なんとか渡れる状態ですが、このまま風雨に晒され続ければ、 あと数年の内に完全に壊れてしまうでしょう。 観音滝へは、吊り橋の替わりに鋼鉄製の橋が架かっていので、そこから滝に行けましたが、 ところがどう言う訳か、新しい方の橋が先に無くなっていました。 撤去されたのか、流されたのかは分かりませんが、いっさい痕跡をとどめていません。 ■ 半年後に再び訪れました。11月の紅葉シーズンの訪問で、紅葉の景色は見られたのか? ■ |
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