【岐阜県可児市-トマソン歩道橋】解体済み
岐阜県の可児市を何気なく通過中に見付けた歩道橋。近付くとおかしな事になっていて… 名鉄広見線の日本ライン今渡駅の横の空き地に、歩道橋がひとつ、ぽつんと佇んでいました。 青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント |
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これはあれです。 本来の役目が果たせなくなっても、 そのまま残っている、 「純粋タイプ」と言われるトマソンです。 これは“トマソン・路上物件”のネタですが、 歩道“橋”なので、 「道」ページでレポートをします。 |
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まずは、事情を説明するため、 |
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さあて、近くで見てみましょう。 歩道橋と言うより、 駅の跨線橋と言う雰囲気です。 屋根が付いてるしね。 でも、自転車用のスロープが 歩道橋の証しだ。 名鉄・日本ライン今渡駅は、 空き地をはさんだ反対側にあります。 |
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ちょうどここに、 駐車場に入るための道がありました。 「SHOT M78」以前は、 スーパーマーケットの名鉄パレと バスターミナルが併設された 駅ビルでした。 こんな歩道橋まで造られるとは、 けっこうな交通量があったのでしょうか? 今じゃ歩行者や自転車は、 車道の横の空いたスペースを通ってる。 それに歩道橋は真直ぐじゃなくて S字に曲がってる。 |
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上の写真を見てもわかるけど、 普通に渡れます。 今でも現役という訳です。 でも、誰も渡らない。 少なくとも、私が見ていた時は みんな下の道路を通ってた。 そりゃあ、わざわざ階段を上がるなんて 無駄な労力を使う人はいないよね? 完全に無駄な存在となっています。 無駄なモノ、それが「トマソン」。 |
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橋の上から、日本ライン今渡駅が見える。 なんとも小さな駅舎です。 ここにまだ駅ビルがあった当時は、 結構大きな駅だったみたい。 なんか、駅の管理システムが変わった時に、 建て替えられたそうです。 それにしても、 だだっ広い空き地だね。 |
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今度は下りです。 跨線橋みたいなのは、 名鉄が造ったからなんだろうか? いや、名鉄が造ったのかどうかは 知らないのだけど・・・ |
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渡りきって、 さっきとは反対側から見た歩道橋。 今や単に、上がって下がるだけの物です。 |
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県道を渡った向側から。 屋根が付いてるぶん、立派な姿です。 駅ビルが無くなり、 これだけが取り残されてしまって… なんて言うの、場違い?な感じすらする。 でも、これもいつまであるんだろう? そのうち、解体されてしまうかもしれません。 そうそう、これはトマソンの 「純粋階段」と言うモノですね。 [2007年9月現在] 11月に通り掛かったら無くなってた( ̄□ ̄) |
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名鉄広見線の日本ライン今渡駅は、1925年4月24日に今渡駅として開業しました。 1969年11月に、現在の日本ライン今渡駅に改称されました。 駅ビルが建てられたのが、その時分かどうかわかりませんが、 名鉄パレをキーテナントとした、バスターミナル併設の2階建ての駅ビルがありました。 名鉄パレが閉店後に、ウルトラマンをテーマにした「SHOT M78」というショップが入り、 建物の外観もそれに合わせて改装されましが、 後に縮小され、2005年12月に閉鎖されました。 駅集中管理システム導入の為、駅は建て替えられ、2007年1月には駅ビルも取り壊されました。 ちなみに「日本ライン」とは、岐阜県美濃加茂市から愛知県犬山市にかけての木曽川沿岸の風景が、 ヨーロッパのライン川に似ている事から名付けられたものです。 ■ |
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