【長野県・南木曽町-旧・渡瀬橋】
長野県南木曽町の「あららぎ温泉」の東側、あららぎ川に架かる昭和のアーチ橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 ここには何度も来て
 色んな橋を取材したけど
 こんな橋があったなんて
 全然気が付かなかった。
 ストリートビューで見たら
 思いの外きれいな橋の姿が…
 どんな旧道橋なんだろう?

 国道256号線の旧道を
 東に向けて走ると
 
「中折」という地名の所に来ます。
 そこから南の「向原」に向かうと
 こんな分岐が…
 はい。怪しいですね( ̄▽ ̄)

 
 渡瀬橋の上からあららぎ川を見ると
 旧道の橋の姿が…
 遠いように見えますが、
 だいたい60mぐらいしか離れてません。
 では、上の写真の分岐から
 旧道橋に行きましょう。
 
 いかにも旧道という景色です。
 多少荒れてますが
 通行止じゃありません。
 
 今だ現役の道なのか、
 問題無く通れます。
 左の丸太はベンチかな?
 現道と違い
 のんびりとした雰囲気です。
 
 では、渡ってみましょう。
 と、その前に
 親柱を見ましょう。
 一瞬「栄川」に見えるけど
 「蘭(あららぎ)川」ですね。
 
 今回は河原に降りれないので、
 橋を下から見る事が出来ません。
 ならば横から。
 しかし、これが精一杯。
 開腹アーチ橋です。
 よく見掛ける物ですね。
 
 では渡りましょう。
 上路アーチなので、
 橋の上はあっさりです。
 高欄はコンクリート。
 短いのですぐお終いです。
 
 対岸の親柱にも
 文字がありました。
 「わたせはし」
 彫ってあるので
 外れて無くなったりしません。
 
 反対側は
 「昭和三十一年三月竣工」
 60年前ですね。
 
 橋を渡った先は、
 現・渡瀬橋の南側に出ます。
 ここからの道は
 普通にきれいです。

[2015年7月現在]

2011年に一通り、蘭川に架かる橋は調べたのですが、
ものの見事にこの旧・渡瀬橋は見落としていました。
齢60年あまりの橋ですが、今でも役目を全うしている、活きた橋の姿です。
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