【静岡県・浜松市天竜-宝珠寺橋】
静岡県浜松市天竜区にある車も通れる生活吊り橋。「ほうじゅじはし」と読みます。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 吊り橋はこの地方で
 よく見るタイプです。
 赤いペンキが
 薄くなっちゃてるけど、
 まだまだ現役。

 国道が杉川を離れて
 南下する前のヘアピンカーブの所に
 「宝珠寺」と「べんてんじまビレッジ」の
 看板があります。
 そこを曲がって少し行くと
 目的の吊り橋に着きます。
 思ったより立派な橋です。

 

 アンカレージはここも
 地面から少しだけ
 顔を出すタイプです。
 ターンバックルが
 変わった形をしてます。
 

 銘版とその周りは
 ここより下流にある
 「宮下橋」と同じで、
 黒字に抜き文字で
 「宝珠寺橋」
 

 となりは竣工年で
 「昭和54年3月竣功」
 けっこう古いです。
 塗装が剥げて錆びてるけど、
 まさかその頃から
 塗り直していない?

 

 車も通れる橋なので、
 ダブルトラック
 タイヤが通った跡が
 2本付いてます。
 左側にはもうひとつの吊り橋、
 水管を吊っているようです。

 

 車が通れる割には
 華奢なパーツです。
 メインケーブルは
 番線と言われる、
 つまりは針金です。

 
 主塔の上は、
 鉄骨を三角に組んだ
 トラス構造です。
 多少安っぽいですが、
 これで充分なのでしょう。
 タイヤの跡がよく分かりますが
 けっこうギリギリ。
 
 対岸は向こう側と
 ちょっとした高低差があるのか、
 スロープになってます。
 おかげでアンカレージが
 路面とツライチになってる。
 

 橋桁の裏側は、
 鉄骨をたくさん使って
 頑丈そうです。
 車でも安心して渡れますね。

[2015年8月現在]


この地方に限らず、車が通れるのに、橋桁がギリギリの幅しかないのは、
あまり部外者を通したくないからでしょうか?
この橋は市道の橋ですが、生活の為の橋には、このタイプが多いようです。
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