長野県阿南町を通る国道には、山を越えるための2つのループがあります。通称「ループ峠」。
そのループ峠には2つの廃道と1つの旧道が存在します。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
本来この道は“旧道”に入れる内容ですが、
「ループ峠」の構成上、
廃道のレポートに入れてあります。
地図をまだ見てないなら
こちらをどうぞ →■周辺図■
唐沢橋の下を通る旧道部分です。
この旧道には一旦、
北側からの侵入を試みました。
けっこうな廃道らしさに
もしかして通れないかも？
という可能性も考えて、
南側の様子を見てからにしようと思い
ひとまず南側の入り口へ。
←ここに来ました。
先の第1区間と違い、問題無く通れそうです。
ここは側溝が機能していて
雨水は溝の中を勢いよく流れています。
なかなかに広い道です。
でも急な坂になってます。
林道らしき道が分岐してますが、
通行は出来ないようです。
なぜかカーブミラーが2つもあります。
まあ、確かに危なさそうなカーブだけどね。
油断すると、勢い余って突っ込みそう。
何だか路面がうねってますね。
上りは大変そう…
橋を過ぎて、もひとつカーブを曲がると
小さい橋が現れます。
ここから見ると、
旧道・旧道・現道と、
重なっているのがよくわかります。
ここからは、旧道らしく
荒れた道が続きます。
どこの旧道でも見掛ける景色ですね。
木漏れ日がいい演出になってます。
山の中だというのが実感出来ます。
最初と違い、さほどの下り坂じゃありません。
現道は長い距離でもって山を越えているけど
旧道の方は短い距離で、
無理に下っているんじゃないかと
思ってました。
代わり映えしない
景色の中を走って来ると、
間もなく現道が見えて来ます。
それにしても、今でも車が通っているか、
きれいな所もあります。
結局、心配する程荒れた道ではないですね。
これなら北側からの侵入もOKでしょう。
道は山に沿って急カーブになってます。
ここからは、
現道の「大津大橋」が目の前に見えます。
現道は橋でもって谷を渡り
トンネルで山を貫いて行きます。
近頃の道路ってせっかちね。
現道に合流して旧道はおしまい。
斜めに繋がっているのを見ると
この旧道、全然車通す気なしですね。
今の道は出来るだけ直角に繋げて、
通りやすくしていますが、
ここは、そのまんま。
こんな旧道、通ったところで
何もいい事ありませんけどね。
でも、旧道好きには面白い道かも？
こちらが、現・国道151号線の「大津大橋」
左端に旧道が見えてます。
橋の先のトンネルは中でカーブしていて、
トンネルを出ると90度向きが変わってます。
え？トンネルの名前ですか。
ここからじゃ見えませんね。
（すみません、見て来るの忘れてました…）
次は廃道-第２区間です。
［2004年10月現在］
3箇所の旧道の内、2箇所が廃道になっているのに、なぜかここだけは今でも通 行可能です。
どうやら、この旧道区間だけは最近まで使われていたようです。
南北のループ部分の方が先に工事が始まり、その間も現役だったようです。
yahooの地図なんかでは、現在もその当時の線形を見る事が出来ます。
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