長野県阿南町を通る国道には、山を越えるための2つのループがあります。通称「ループ峠」。
そのループ峠には2つの廃道と1つの旧道が存在します。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
次は最後の廃道部分です。
国道151号線を飯田市に向かって進みます。
地図をまだ見てないなら
こちらをどうぞ →■周辺図■
旧道区間からすぐの所に
ループ峠・廃道第2区間があります。
道端にちょっとした駐車スペースがあり、
そこから廃道への道が延びています。
現道は日が当たりがよく、
明るく走りやすい道です。
カーブを曲がった先には、
二番目のループがあります。
お見せしたいのですが、
ろくな写真が撮れなかったので、
今回はパスさせてもらいます。
チェーンを張っただけの、
安っぽいガードをまたいで入ると
さっそくカーブしてます。
っていうか、坂きつすぎ！！
ちょっとイキナリすぎです。
これはマジで、難所です。
距離的には短いですが、
短いゆえに、きつさ倍増ですね。
いや本当。
しかも、ここの路面も滑りやすいです。
濡れてもいないのにヌルヌルです。
油断してると滑ります。
っていうか、滑りました。
…痛かった。
確かに注意しなきゃですね。
この写真は振り返って撮ったものです。
現道のガードレールが斜めに通ってます。
まだまだ坂道は続きます。
どうでもいい事ですが、
「Sカーブ」の“S”ってスペシャルのSなの？
確かに、あの急坂のカーブはスペシャルです。
でも何で「S字カーブ」って書かないの？
蛇足ですが「T字路」と言うのは、
本来は「丁（てい）字路」と言うそうな…
これは本当にどうでもいい話でしたね。
上に現道の橋が見えてますが、
もうこんなに高低差が付いてますね。
実は旧・廃道は緩やかな坂と、
急な坂とが連続する所でした。
それにしても、メリハリありすぎ。
ここら辺はもう、穏やかな坂になってます。
で、一気に廃道な雰囲気に。
この橋、実は最初の写真に見えている橋です。
「新宮沢橋」といいます。
廃道はぐるりと大回りしているのでした。
現道の下では工事やってます。
って廃道で工事中？
緑の柵が路肩に並んでいて、
今まさに工事中って雰囲気です。
でも、
近付くと草が絡み付いて
すっかり廃な雰囲気…
踊っていますねぇ。
阿南町の伝統芸能・新野の雪祭の
サイホウ様です。
手に松の枝と菱形のうちわを持ってます。
色んな神様が登場して、祭は一晩中続くそうです。
何だか面白そうなお祭りですね。
工事自体は道路改良工事です。
新道の物じゃなくて、
どうやら廃道である旧国道の改良工事みたい。
で、何でまだ残ってるの？
誰が見ても一目瞭然の廃道ですね。
薮に沈む程じゃありませんが、
第２区間はとりあえずここまで。
この先は、上り坂になるはずです。
ループ側の入り口に来ました。
ここがその廃道なのですが、そうは見えませんね。
工事現場の入り口みたいです。
実際、工事をしていて、
廃道の上には色んな道具なんかが置かれています。
ちょ〜っと、入り辛い感じ。
そして、画面の左側にある壁が
ループ峠の由来となった、国道のループです。
伊豆にあるループ橋と違い、
高架橋ではないのでイマイチ地味です。
さっきまでの快適な新道はどこへやら。
まさしく酷道。
1車線しか有りません。
車はけっこう通るので、すれ違いに苦労してました。
周りの景色も見ての通り、暗いです。
古ぼけたバス停と、曲がった看板がより一層、
酷な道の雰囲気を引き立てます。
最後まで飽きさせない道でした。
［2004年10月現在］
新道が出来る前は、けっこうな酷道だったのが、旧・廃道や古いままの現道からもわかります。
しかしその酷道部分も、間もなく旧道となってしまうでしょう。
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