【岐阜県養老町-源氏橋】
岐阜県養老町の県道の脇の旧道部分に架かる、新しい方の源氏橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 

 村の文化財でもある旧・源氏橋には、
 新たに車道として造られた橋があります。
 しかしその橋も、
 今では旧道の橋になってます。


 グーグルマップで見付けた
 大正時代の橋を見に行きました。
 そちらはオール石造りの
 素晴らしい橋ですが、
 お隣にも古い橋があるのです。
 こちらは昭和時代の橋で、
 完全な車道の橋です。
 
 短い橋なので、
 あっという間に渡り終えます。
 振り返ってみると、
 なんともイイ風景です。
 古い橋の横に新しい橋があるのは
 よく見るのですが、
 こんなに近く、隣にあるのって
 ちょっと珍しいかも?
 
 お馴染みの親柱。
 これは西側の物で、
 上の画像の真ん中の親柱です。
 「げんじばし」
 「昭和37年10月竣工」
 半世紀以上前です。
 
 その隣の親柱。
 「津屋川」
 
 こちらは東側です。
 「津屋川」
 上と同じですね。
 
 その隣は
 「源氏橋」
 「昭和37年10月竣工」
 銘板の周りがへこんでいるのが
 デザインになっていて、
 4本とも共通です。
 
 横から見ると
 いかにも昭和のデザインです。
 特に古い橋の影響は無いようです。
 そこらじゅう補修されてますが、
 まるで湿布を貼ってるみたい。
 

 橋を渡った先は、
 県道96号線につながる
 スロープになってます。
 むろんこの部分は旧道化してから
 造られた道です

 昔の様子はグーグルマップの
 ストリートビューで見る事が出来ます。

 

 上の反対側に伸びる道です。
 ここは昔のままの姿です。
 旧道っぽい雰囲気ですが、
 この先は旧道ではありません。
 旧道と言えるのは、
 上の画像のスロープから
 源氏橋までになります。
 ややこしいですね。

 
 最後に旧・源氏橋から見た
 県道213号線と96号線の交差点です。
 その向こうにある雑草だらけの物は
 以前レポートした未成橋です。
 8枚目の画像に源氏橋が写っていますが
 探索当時に気付かなかったとは、
 なんとも間抜けな事ですね。

[2023年9月現在]

かつては集落間をつなぐ道だった県道96号線の旧道部分に架る橋。
現在は津屋川沿いの堤防道路から、県道に出る道として現役の橋です。
レポートで紹介した未成橋は建設が進んでいて、新たな橋脚が完成しています。
最初の画像に、完成した橋脚が写っています。
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