【長野県・大桑村-中八丁吊橋】
長野県大桑村を流れる阿寺川の景勝地、阿寺渓谷に架かる木造吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 紅葉の名所としても知られる阿寺渓谷には、
 かつて森林鉄道も通ってました。
 阿寺川の清流は「阿寺ブルー」と言われ、
 アクアブルーの流れは実に綺麗です。

 「赤彦吊り橋」よりさらに
 西に行くと、
 もう1本吊り橋があります。
 赤彦吊り橋からここまで
 森の中を通る遊歩道で
 結ばれてます。
 無造作に置かれた丸太が
 階段になってます。
 
 ここにもあった、リニューアル看板。
 「中八丁吊橋」ですよ。
 かつてここには、
 狭くて危ない吊り橋が
 架かってました。
 個人的にはそっちの方が
 好みなんですが・・・
 
 前日に雨が降ってたのか、
 滑りやすくなってる
 階段を上がりました。
 メインケーブルを繋いでる所に
 変わった部品が付いてる。
 こんなの見た事無いです。
 
 赤彦吊り橋は、地元の人達が
 作ったとありましたが、
 この橋もそうなんだろうか?
 確かに、手作り感満点です。
 丸太に滑り止めの溝があるけど、
 その向きでは意味ないのでは?
 
 階段を下りた所が
 ちょっとしたスペースに
 なっていて、
 ベンチが置かれてます。
 すごい水たまりがありますが…
 
 下を流れる阿寺川は、
 けっこう速い流れです。
 川が浅くなってる所は、
 白波が立つので
 余計そう見えますね。

 ここまでは2011年11月の様子。
2016年10月

 下流側はなんとも
 素晴らしい渓流の景色です。
 赤彦吊り橋の方より
 ここのが渓谷美が楽しめるよ。
 

 では、渡ってみましょう。
 専門メーカーが作った物じゃなくても
 しっかりしてます。
 左右にネットもあって安心です。

 
 振り返って車道側を
 見てみます。
 どこかのアトラクション
 みたいな雰囲気だね。
 
 対岸に渡っても
 似た様な階段がありました。
 これは遊歩道の階段ですが、
 なかなか気合いが入ってます。
 地元の意気込みが
 伝わって来るようです。
 
 遊歩道が森に入って行きますが
 ここから850m歩くと、
 赤彦吊り橋まで行けます。
 六段の滝というのも
 700m先にあります。
 
 橋の真下には行けないけれど、
 河原には行けます。
 この素晴らしい風景
 完璧ですね。
 秋には紅葉で
 さらに素晴らしくなる事でしょう。

 [2016年10月現在]

赤彦吊り橋と同じく、地元の人達で作った、素朴な作りの橋です。
荒削りというか、雑然としたデザインですが、
渓谷の風景の中では、不思議とマッチしていました。
ただ、全て木製なので、20年も経てばまた架け直さなくてはならないでしょう。
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