【長野県・県道46号線旧道-明神橋】
以前見て来た「ぐみの旧道」の近くにある旧道橋。それは味のあるアーチ橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 

 きれ〜いな渓流に架かる橋です。
 しかも、けっこう古そうだ。
 旧道に架かるアーチ橋だけに
 これは期待が持てます。

 橋の周辺図はこちら→■周辺図■

 ■明神橋-側面図■
 
クリックすると原寸サイズの物が
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 根羽村の中心地から、
 国道153号線をそれて、
 県道46号線をしばらく走るとあります。
 なんとも古色蒼然なお姿。
 横にある細いトラス橋もいい味出してる。
 これはパイプでも通ってるの?
 下を流れるのは矢作川ですが、
 けっこう綺麗なもんだ。
 
 反対側に来ました。
 こっちは逆光になってしまってるけど、
 まあ気にしない。
 それにしてもイイ景色です。
 ここは背景も堪能したい所です。
 借景と言ったトコロでしょうか?
 
 橋を渡って対岸から現道を見たところ。
 正面の斜面は草しかないけど、
 かつては森でもあったのだろうか?
 
 親柱の真ん前にガードレールがあって
 ちょっと見辛いんだけど、
 「明神橋」と読めます。
 
 こちらは「みょう志んはし」。
 平仮名なのに漢字が混じってます。
 それと「昭和二十九年八月竣工」。
 む。そこそこ古いですね。
 とは言え戦後。
 汚れ具合からして
 もうちょっと古いかと思った。
 それとここのコンクリートには
 すごい細かい石が使われてる。
 
 さて、こんないい橋
 下からも見てみなくちゃね。
 畑の横から河原に下りて来ました。
 
 まるで細長い板を、
 ベロ〜ンとアーチにしたみたいな姿だ。
 こういうスタイルって
 新しい時代の物だけかと思ってたけど、
 大正時代の橋にも
 こんなのがあったので、
 思ったより古くからある形式みたい。


[2008年3月現在]

すごく古ぼけて、大正時代のアーチ橋か? と、思わせて実は昭和の作でした。
戦後の昭和29年竣工の橋ですが、古いスタイルから近代的なスタイルへの
過渡期のデザインとも言えますね。

13年後になって、通行止のうえ酷い事になっていました。…その後
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