【旧飯田線-金比羅隧道(平岡側坑口)】
飯田線の旧線跡に連なる7つの隧道の中で、もっとも平岡駅側にある金比羅隧道は、
内部が水没しているため、全部見る事が出来ませんでした。
しかし今回、平岡側からの進入に成功。平岡駅〜鶯巣駅間探索完了しました。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 どこのサイトを見ても、
 ここの情報はありませんでした。
 それは、現役線のすぐ隣にあるはず。
 あるはずなら、なんとか行けないだろうか?
 しかしどこから???

 まずは地図で位置を確認→■周辺図■

 国道上からじゃ、どこにあるのか
 まったくわかりません。
 手前にある民家が邪魔で
 見るどころか、接近すら出来ません。
 でも、なんとかなるもんですね。
 現役の藤沢トンネルの前まで来ました
 あった! ありました。
 ウワサ通り、現トンネルのすぐ横に
 旧トンネル・金比羅隧道が姿が見えます。
 こりゃ下からじゃ見えないよね。
 
 現トンネルが飛び出してるおかげで、
 金比羅隧道が余計にひっこんで見えます。
 しかもこの薮…
 いや、もうこれは林ですよ。
 隧道の全体が見えません。
 これはポータルと右側の壁ですが・・・
 さっぱりですね。
 ここはこれぐらいにして、
 もっと近づいてみよう。
 
 近づきすぎた。
 いやいや、これぐらい近くじゃなきゃ
 撮影できません。
 ここにもレールの補強があります。
 では、ライトを準備して
 さっそく進入開始。
 何か、中に変なモノが見えてるし・・・
 
 隧道内から外を見ると
 こんな感じですよ。
 現トンネルがすごい前に出てる。
 こっちは日陰者に落ちぶれてる。
 
 さて、中はと言えば、
 レールの補強がずっと続いてる。
 それに、木片もいっぱい乗ってるけど、
 あれはナニ?
 レールと壁の隙間を埋めてるのかな?
 なんにしても…今にも落ちて来そう。
 おもわぬ頭上注意。
 
 で、さっきから見えてる“変なモノ”。
 低い壁のような・・・
 いや、これは大きなブロック?
 コンクリの固まりかな?
 上が黒っぽいのって、
 水が溜ってるように見える。
 え、まさか水槽ですか?
 
 ただのコンクリートの固まりでした。
 上にあがってみたけど大丈夫。
 これで前進できます。
 ・・・何だろうねこれ?
 よく見ると壁からパイプが出てる。
 水抜きのためなんだろうか。
 用途のわからない
 謎の構造物ですね。
 
 さらに進みます。
 レールの補強もまだまだ続きます。
 そんなにここって地盤が弱いの?
 それに、線路はわずかに
 右にカーブしてます。
 

 あ。レールの補強がなくなってる。
 それに、
岩盤むき出しになってます。
 そろそろでしょうか?
 前回の水没地点。
 すぐに水没地点が現れるかと思ったけど、
 なかなか着きません。
 まさか、水が無くなったのですか?

 
 そんな事はありませんでしたね。
 水没地点です。
 ずっと前の方に土砂が見えますが、
 あそこが前回の到達点のようです。
 平岡側はず〜〜〜っと
 水没してるかと思ってたけど、
 たったこれだけでしたね、
 水没地点。

[2009年4月現在]

平岡駅側の坑口は現存しておりました。
あのように木々に埋もれていては、国道上から確認出来ないはずです。
現役の藤沢トンネルも邪魔になって、完全に隠されていたという訳です。
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