【岐阜県・関市-板取松場の吊り橋】
岐阜県関市は、温泉やキャンプ場が多く有るリゾート地です。そんな地に架かる吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 キャンプ場の近くに吊り橋あり。
 アトラクション的な物として
 吊り橋が設置されてるみたいだからです。
 でも、今回の橋は違うような?

 県道52号線沿いを流れる
 板取川に架かる吊り橋ですが、
 県道からは見えません。
 分かり辛い分かれ道を曲がると、
 1本道で川まで行けます。
 車で来れるのはここまで。
 バイクをここに置いて歩いて行きます。
 
 あ。車はここまで来れるみたい。
 左側にも道が続いてます。
 コンクリート製の立派な主塔です。
 でも、なにやら大量の看板が…
 ここは子供達の水泳場なので
 キャンプや飲み食いは禁止、と
 魚釣りに関する注意が書いてあります。
 
 あ! 銘板だ!
 ・・・災害復旧?
 昭和44年に
 大きな災害でもあったんだろうか?
 と言う事は、この橋が昭和44年以前に
 架けられたのは確実ですね。
 残念ながら、橋の名前は書いてありません。
 
 橋桁はもうひとつの吊り橋
 「黒谷の吊り橋」と同じようです。
 建設時期も同じだとしたら、
 向こうも昭和44年以前の建設ですね。
 
 今来た方を見ても
 「黒谷の吊り橋」とそっくりです。
 同じ人が設計した?
 
 まったく無駄の無い形です。
 装飾も無くて、
 質実剛健なデザインです。
 
 対岸はなにやら暗い雰囲気。
 竹が生い茂ってます。
 この森の向こうに
 キャンプ場に行く為の道があるけど
 ここからじゃ見えません。
 
 アンカレージは木々の向こうだ。
 さらにその向こうに
 丸石積みの擁壁が見えるけど、
 それがキャンプ場への道?
 それに、左側に建物があります。
 何かの施設のようですが、
 何の施設なのか分かりません。
 上の写真には写ってますが、
 木々に埋もれて怪しい雰囲気に…
 
 怪しい建物は置いといて
 橋のレポートを続けましょう。
 県道側の明るい雰囲気に比べて、
 怪しい雰囲気に・・・
 ああ、やっぱり怪しいのか。
 でも、何でもない物件も
 “怪しさ”がスパイスになって、
 なんともイイ雰囲気に…
 
 この橋は何故だか写真が少なくて、
 14枚しか写してなかった。
 面白くなかったのか?
 でも、レポートを書いてると
 面白そうだけどねぇ…
 渡った先の怪しい雰囲気のおかげで
 テンション下がっちゃったのかも?

[2011年4月現在]

昭和43年8月17日、日本に上陸した台風7号の影響により、各地で水害が発生しました。
乗員・乗客104名の犠牲者を出した、飛騨川のバス転落事故
この時の集中豪雨によるものです。
主塔に掲げられた「災害復旧」のプレートも、災害の大きさを感じさせます。

吊り橋を渡った先にキャンプ場がある事から、キャンプ場の為の橋かと思いましたが、
1976年前後に撮影された空中写真には、キャンプ場は無く耕作地が写っていました。
どうやら、この耕作地に渡る為の橋であったようです。
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