【岐阜県・関市-板取黒谷の吊り橋】
岐阜県関市は、温泉やキャンプ場が多く有るリゾート地です。そんな地に架かる吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 板取川の対岸に
 黒谷キャンプ場があります。
 かつては、そこに行き来するための
 吊り橋だったのかも?
 今は立派なコンクリ橋が出来て
 あまり使われてないようですが…

 県道52号線から細い道に入るのですが、
 何の案内もないので
 たいへん分かり辛いです。
 テキトーに来たら私道っぽい所に突き当たり
 その横に目的の橋がありました。
 このままバイクで渡れそう…
 に、見えます。
 

 むろん無理なんですが…
 人数制限がありますよ。
 ─って、20人以上ですか?
 19人なら渡ってOKなんだ。
 じゃバイクでも・・・
 でもそれは無理ですね。
 1点に大きな重さが掛かるのはNGです。

 
 主塔に銘板の類いがないので、
 名前が分かりません。
 取れたというより、
 最初から無いようです。
 橋桁は19人が渡れるだけあって、
 頑丈そうな金属製です。
 特に危なさそうな感じはありません。
 さっと渡ってレポ終了になりそう。
 
 下は板取川です。
 釣りや水遊びが面白そう。
 今日は4月なので、
 さすがに泳いでる人は居ませんが…
 そう言えば欄干にリベットとボルトが
 使われてるのを見ると
 昭和40年代に造られた橋なのかも?
 
 振り返って見ました。
 いい天気だよね。
 まさに吊り橋日よりだ。
 (そんな“日より”は無いけど…)
 さっき、あんまり使われてない
 なんて書いたけど、
 このキレイさは、
 ちゃんと整備されてるみたいだ。
 

 もうそろそろ対岸です。
 右側に川が合流してるけど、
 これが黒谷の流れですね。
 橋を渡った先は、
 この黒谷の流れ沿いに道があって、
 何軒かのコテージのような物が
 あるようです。
 え〜… 取材してからレポート作るまで
 1年以上放置してたネタなので、
 記憶があいまいミーになってます。

 
 対岸の橋台はスロープです。
 これだけ高さが違うんだ。
 横の壁の石積みも古そうだ。
 丸い石を積み上げて
 隙き間をコンクリで固めた
 玉石練積みというものです。
 
 渡った先の川沿いの道の他に
 黒谷の沢を渡る橋がありました。
 金属製の橋と木造の橋です。
 木造の橋がぼろぼろになったので
 新しく金属製の橋を架けたんでしょうが、
 まだ残してあるんだね。
 …渡れるかな?
 途中に橋脚も無いし折れないかしらね。
 
 なんとか渡れました。
 特に問題はありませんでした。
 まあ…今はどうだか知らないけどね…
 橋の先には山道があって、
 どこかに通じてるのでしょう。
 まあ…どこだか知らないけどね…
 ここからだと、正面に吊り橋があって
 この木造橋がまるで
 吊り橋に繋がる正規のルートに見える。
 簡単に渡ってお終いなレポかと思いきや
 これはちょっと面白い。
 
 裏側は何本も鉄骨で補強されてる。
 これなら19人でも安心( ̄▽ ̄)
 さて、吊り橋や木造橋が
 いつ、何の目的で架けられたのか
 分かりませんが、
 世の中分からないモノだらけなので
 気にしないでおきましょう。
 分からなくても
 橋は渡れるしね( ̄▽ ̄)
[2011年4月現在]

元はキャンプ場に渡る為の橋だと思ったのですが、
1976年前後に撮影された空中写真にはキャンプ場の姿は無く、
キャンプ場関係の橋では無いようです。
古い木造橋に繋がる道の方が本来の目的で、林業関係の橋だったのかもしれません。
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