【国道256号線廃橋梁-本洞橋】解体編
長野県南木曽町にある、国道256号線沿いの廃橋梁に、新たな動きがありました。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 前回レポートしたのは2005年でした。
 それ以来、たまに通っても
 当然のように何の変化もありませんでした。
 それがこの前通りかかったら
 大変な事に・・・

 まずは橋があった頃の写真を
 もう一度見てみましょう。
 カーブの向こうに見えてますね。

 

 昭和37年に造られたので、
 実にあっさりとしたデザインです。
 旧道として利用される事も無いので、
 橋の上は雑草だらけです。
 橋桁の方は、T字型桁っぽいです。
 

 雑草どころか
 木も生えていた。
 高欄のパイプも抜けてますが、
 錆びて折れたのだろうか?

 こんな状態でしばらく残ってたのですが、
 2014年7月下旬に通った時、
 周りの景色は一変してました。
 

 長野県は飯田市の向こうにある
 大鹿村に行って来ました。
 で、その時に国道256号線を
 通ったのですが…
 あの薮にまみれた橋が
 この有り様に…!
 さら地?になってます。
 橋、無くなってます。

 

 橋桁は撤去されちゃってますが、
 親柱が残ってました。
 あっっ!!
 橋の名前が書いてある!
 やっぱり「本洞橋」だったね。
 雑草とかが無くなったおかげで
 見えるようになったんです。
 しかも、保存状態もいい。

 

 反対側は川の名前ですね。
 「鍋割沢川」
 こんな名前だったんだ。
 「沢」に「川」って、意味が重複してる。
 今は工事のおかげで
 河原が埋まっちゃって、渓流台無しです。
 川の水は、地中に埋められた
 パイプの中を流れてるみたいです。

 
 親柱が残ってる方の橋台です。
 最初の写真と同じ方向を見てるけど、
 何と言う見晴らしの良さ。
 鉄骨が何本か置いてありますが、
 土の斜面に突き刺して
 崩れないようにする為の物です。
 

 道路の拡幅工事なので、
 現役の橋も架け替えられるのでしょう。
 その間は旧道の旧橋梁跡に
 仮設橋が架けられるのかも?
 さて、今はお昼休みで
 工事が中断してますが、
 さっさと退散するとしましょう。

[2014年7月現在]


国道256号線の清内路峠は、南木曽側の改良工事により、
走り易い道に生まれ変わりつつあります。
本洞橋の橋桁は撤去されてしまいましたが、橋台が残っているのは、
土留めとして利用する為でしょうか?
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