【国道257号線-三十廃道群】
いわゆる線形改良廃道です。いろいろ役に立っているようです。

青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 ここは、通り掛かって見付けた
 小ネタ廃道です。

 まずは地図で位置を確認→■周辺図■
 近くには古関旧道と、
 旧道-日和田廃隧道があります。
 (別窓で開くよ)

 国道257号線の旧道を見た後で
 また偶然に見付けてしまいました。
 ・・・でも、期待しないでね。
 小ネタだから( ̄ω ̄)

 では、行ってみましょう。
 いきなりガードレールで封鎖。
 その向こうも何だか凄い事になってます。
 
 ガードレールから向こうは
 すっかり森に回帰してます。
 これだけ見ていても大した事ないようだけど、
 この先はもっとひどい事になってます。
 そこの写真は何が何やらわけわかんない
 写真になってるので、
 取り敢えずわかりやすい写真を選んでみました。
 雑草や木を掻き分けて歩いて行くと
 前に何か人工物が見えます。
 
 これは… 鉄塔?
 送電線…ではないようです。
 電波塔なの?
 反対側に廻ってみたら正体がわかった。
 「NTT DoCoMo東海 馬瀬中無線局」
 だそうです。
 ケータイの電波を中継する所みたい。
 道のど真ん中に堂々と立ってます。
 これもまたひとつの廃道利用かな。
 
 無線局の鉄塔が道に居座ってるので、
 通れないかと思ったら、
 横に隙間があった。
 ああ、よかった。
 廃道はなんとか繋がってました。
 

 鉄塔の向こうはすっきりしていて、
 アスファルトが見えます。
 無線局のおかげで、人が入って来るから?

 
 ここで振り返って、鉄塔を見てみましょう。
 写真に全体を入れようとしたら、
 鉄塔がめだたなくなっちゃった。
 それに逆光ぎみで上の先っぽがとんでます。
 わかりづらいですね。
 それにしても、奇妙な景色です。
 自然に帰りつつある廃道に、ハイテク設備。
 

 で、廃道はもうお終い。
 短いですね。
 小ネタだからね。
 現道は切り通しになっていて、
 大きな切り通しの横に廃道あり、の法則通り
 旧線形は切り通しの横を迂回してます。
 あ、法則って言っても、
 私が勝手に創ったものなので、
 どこにも載って無いですよ。( ̄▽ ̄)

・・・もうひとつの小ネタ・・・
 上の場所からすぐの所に
 ちょっとした駐車スペースがあって、
 休憩が出来ます。
 よくある景色です。
 紅葉が始まっているので、
 紅く黄色く色付いてます。

 でも、何か変な所が…
 左隅にあるガードレールが…
 
 奥の方にず〜っと続いていて、
 しかも、路面の高さより下がって行ってます。
 だいだいこんな場所にまで
 ガードレールがあるのも変だ。
 普通は柵だよね?
 これはもしや… 旧線形の跡なの?
 
 非常に怪しい場所です。
 ガードレールをたどってみましょう。

 どんどん先に進んで行くと、
 ぐるりと廻り込んで…
 
 現道の法面にぶつかってお終い。
 これは間違い無く旧線形跡。
 廃道です。
 旧線形と現道の間の空いた場所に
 駐車スペースを造ったものです。
 ここの他にもすぐ隣に、
 同じようなスペースがあるのが見えます。
 ここから行けないかと思って
 法面の横を探ってみたけど、
 残念。行けません。
 旧線形の一部が、現道の下敷きになってます。
 
 現道の上から見ると、
 あります、旧線形の廃道が。
 駐車スペースによって、なかば埋められてます。
 落ち葉などでぼろぼろになっていて、
 廃道テイスト満点。
 
 ズームインしてもう少し拡大しましょう。
 向こうにはカーブミラーがあります。
 これは廃道である決定的証拠ですね。
 何とか下に下りられないかな?
 小ネタなので、せめて近くから
 レポートしたいものです。
 
 うわ〜…
 無理だこりゃ。
 一見行けそうに思えるけど、
 足元は不安定で、ずるずる滑ります。
 しかも途中に段差があるし…
 強引に飛び下りる事も出来るけど、
 戻って来れない予感です。
 そうなったら帰れないよ〜(´Д`)
 ロープが必要です。
 でも、さすがにそんな物まで用意してません。
 
 まあ小ネタごときにそんな苦労する事ないか。
 ほら、もう終わりだし。
 あいも変わらず小ネタばかりだね、
 ここのサイト。
 でも、塵も積もれば山となるの言葉通り、
 小ネタでもたくさん集まれば
 それなりに価値が出るでしょう。
 
[2005年11月現在]

ほんの短い旧道ですが、今でもそれなりに役に立っているようです。
ちなみに「三十」とは地名です。30箇所も廃道がある訳ではないですね。
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