【岐阜県・県道52号線-内ヶ谷旧道 1】
岐阜県郡上市の大和町を通る県道52号線は、広めの道幅で、郡上市の景色を眺められる道です。 先に行っても通り抜けられないらしく、通る車も少ない峠越えの県道です。 青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント |
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今まで何回か訪れた県道ですが、 ほとんど車が通ってません。 それどころか、途中にあるゲートが、 半分閉じられてる時すらあります。 県道自体は改修されてて、 きれいで走りやすい道です。 そんな快適?県道には、 やはりあります、旧・廃道。 |
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この県道には、峠越えのトンネル、 「内ヶ谷トンネル」があります。 旧道はむろん、トンネルの前にあります。 とは言え、あんまり旧道っぽくない? 林道とかに見えなくもない。 でも、地図を見ると旧道だとわかります。 これから行く旧道は左側の道ですが、 右側にも道があります。 こちらも旧道ですが、廃道になってます。 この廃道のレポートはまた後で。 さて、旧道に行きましょう。 |
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って、水びたしだし! 道路上が川になってる。 ザーーーって、勢い良く流れてます。 最初に来た時もこんなんだったけど、 ここっていつも水が流れてるの? …だとしたら、アレは大丈夫だろうか? 廃道なんかによくあるアレです。 濡れるとよくすべる黒い苔ですよ。 水の流れてる所を調べてみたら どうやら黒い苔は無いみたいだった。 でも、油断は禁物。 注意して行きましょう。 |
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トンネル前の切り通しを過ぎると、 いい感じの山の景色になりました。 どうやらここらが“川”の源流のようです。 沢の水があふれて流れてきたのかしらね? ふた桁県道といえ、 山の中の旧道なので、 1車線の険道です。 |
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こんなトコロに分かれ道が。 ど…どっちだろう? なんかどちらも同じような幅だし、 一瞬どちらか迷うよね。 どうやら右に行くのが旧道みたいです。 側溝が決め手。 左側は林道らしいです。 それにしても、その林道から水が・・・ 林道はダートになってるのか、 泥水が流れて来てる。 |
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あ! ヘキサ発見! |
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そんなこんなで、峠に到着。 内ヶ谷トンネルの旧道なので、 内ヶ谷峠と思いきや、 内ヶ谷峠は別の場所にあります。 ここは「黒田峠」です。 ややこしいですね。 しかも読みが「くろんだとうげ」だって。 ややこしいですね。 峠と言うより、尾根のてっぺんって感じ。 峠の雰囲気は薄いですね。 ここにも林道が分かれて行きますが、 その向うに何かの石碑が立ってる。 |
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「黒田亀尾島林道 開設記念碑 |
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峠から旧道の西側を見てます。 かすれた標識がナイス。 そういえば、この辺りには 猿の群れがいるそうな。 私は出会わなかったけど。 黒田峠には未舗装の旧々道もあります。 今でも通れるみたいです。 |
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旧道に落ち葉は良く似合う。 ガードレールが外側に曲がってるのは、 落石のせいだろうか? 落ちてますねぇ… |
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もうずっとこんな調子ですよ。 枝まで落ちてます。 まだ車に1台も出会ってません。 |
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時には遠くまで見渡せる場所も。 山と道しか見えないんですが・・・ なんか、この下の谷で 「内ヶ谷ダム」というのが建設中だそうです。 このレポートを作るので いろいろ調べて初めて知りました。 1979年に建設が始まり、 2019年完成予定。 まだ先の事です。 今は付け替え道路を造ってるらしいです。 |
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さらに走るとまた路上河川が… 川の中を走るような感じです。 現道に向って下って行くので、 ここも注意して通らねば。 |
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水の勢いが弱まったところで、 旧道もあと少しとなりました。 |
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やっと現道に出ました。 トンネル手前からここまで だいたい2kmぐらいでしょうか? 旧道を堪能するにはちょうどいい距離かも。 |
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現道に出て来ても あんまり変わらないような… 今日は通れましたが、 初めてここに来た時は、 この分岐の所に通行止の柵があった。 簡単にどかせられる物だけど、 通行止されてる時は、 何か問題が発生したって事なので、 通常の3倍の注意が必要でしょう。 さて、次は廃道化した旧道を見て来ましょう。 [2007年7月現在] |
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内ヶ谷トンネルは1990年、平成2年に完成しました。 それまでは細い旧道で峠を越えていましたが、今ではトンネルで簡単に越えて行けます。 峠には、旧県道の開通以前の古い道が残っており、かつては内ヶ谷との往来に使われていました。 内ヶ谷へ世活用品を売りに行く人や、小学生が2時間以上かけて通ったと言います。 ■ |
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