岐阜県は美濃市の中心地から、北に3kmあまり行くと、橋に塞がれた旧道があります。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
あ〜ら、こんな所に旧道がある。
どんなんだろう？
な〜んだ、たいした事ないじゃん。
って思ってたら
ちょっと面白い事になってる？
それと旧道の周りがよくわかる
地図も見てね→■周辺図■
かつて国道だった道を見付けました。
これだけなら何てコトない景色よね。
古い道筋とは思えない、広い道幅です。
…あんまり面白くないね？
何だかきれいだし。
レポートここで終わっちゃおうか？
じゃあ、私は帰って寝ます♪
おやすみなさい。
―ってな訳にはいかないので、
レポートを続けます。
こんな所にお地蔵様がいました。
5人仲良くならんでます。
あ、でもよく見たら右端のものは
庚申か賽の神みたいです。
それで、ここから細い道が上に延びていて、
山に上がっていけます。
で、上を見上げてみると…
でも、けっして行ってはなりませぬ。
実はこれ、長良川鉄道越美南線のトンネルで、
今でもちゃんと電車が走ってます。
いえ電車じゃなくて、
ディーゼルのレールバスが走ってます。
そう言えば、この前ここを通りかかった時、
トンネルの坑門の所で
工事のための足場が組まれてました。
もしかしてトンネル壊れた？
旧道には橋がないけど、
現道の方は思いっきり川を跨いでる。
渡ってないで、川の上をひと跨ぎです。
ずっと向こうには立花橋が見えます。
ここから道の雰囲気が怪しくなって来た。
車止めのポールが、
車の通行はここまでって主張してます。
この旧道が車のための道と言うより、
自転車や歩行者のための道なのでしょう。
それで、怪しいと言うのは、
このガードレールの位置です。
道の真ん中を、斜めに横切ってる。
しかも、すぐ横には橋が…
天神大橋の橋桁が、のしかかるように
旧道を塞いでます。
旧道は、もう車を通す必要が無くなったので、
道幅が半分以下に削られてます。
しかも、橋が出来たおかげで
路面の高さが変わってしまい、
旧道は高さを合わせるため、造り直されてます。
でも、潰された車道は橋の下に
まだそのまま残ってる。
どれだけ旧道が削られたかがわかります。
2車線分あった道幅が、
橋と法面改修のため、1車線以下になってます。
上を見上げれば、崖の所がガッチリと
コンクリートで固めてあります。
この幅、車は無理でもバイクなら通れそう。
ここにも車止めのポールが立ってます。
橋によってこの辺りは改修され、
この細い道も厳密には「旧道」じゃないですね。
では今回のレポートもこれにてお終い。
小ネタでしたね。
じゃあ、私は帰って寝ます（´∀｀）〜♪
［2005年5月現在］
現道は確かに走りやすい道になっていますが、旧道も酷道と言うほどではなく、
むしろ通行しやすい方だと思います。
それでも付け替えられてしまうのは、トンネルのある崖が問題なのでしょうか。
■
こんな事になってた。
すっごい頑丈そうなポータル。
上の崖はアンカーで固定してあり、
崩れる心配はなさそうです。
でもなんて不格好な。
安全のためには仕方ないとは言え、
もうちょっと景観に配慮してほしかった。
たとえば色を周りに合わせるとか…
真新しいコンクリートが浮きすぎ。
［2005年10月現在］