【岐阜県・県道68号線-中野方峠廃道群2】後編
岐阜県の恵那市と美濃加茂市の間の、中野方峠に残っていた険道が改良されました。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 峠から南側には、
 細くて急カーブが続く
 険道が残ってましたが、
 ようやく改良されました。
 そこには廃道がたくさん
 出来てました。

 旧道と現道がくっついて
 カーブしてます。
 カーブミラーもちゃんと
 残ってる。
 
 険道などと書きましたが、
 充分2車線分の幅があります。
 長い直線道路ですが、
 これでもダメなんですね。
 
 まったく車の通った跡が無い。
 アスファルトもひびだらけ。
 
 ゆるやかなカーブの所に
 待避スペースがありました。
 路肩を見ると赤い鳥居があった。
 正面に写ってますね。
 これって不法投棄よけなんだろうか?
 

 カーブを曲がると
 またしても現道に遮られました。
 旧道もここまで。
 かと思ったら、
 まだ行けそう?

 
 斜面の下の方に
 石垣が作ってあります。
 元からあったものか
 新しく作ったのか知らないけど、
 ここ、歩けそうですね。
 

 20mくらい歩くと
 旧道の続きがありました。

 
 ここでいったん
 現道とはお別れ。
 
 再び落ち葉が積もった
 道を行きます。
 
 廃道とはいえ、
 利用価値がある場合、
 カーブミラーなんかは
 残される決まりなんだろうか?
 
 カーブミラーのある
 カーブを曲がると
 すぐ現道に出ます。
 今度は現道が下になってるので、
 旧道には坂が作ってあります。
 正面には旧道の続きが見えます。
 
 現道から旧道に入るために
 スロープになってる。
 ここって、
 かつては地面の中だったわけだ。
 
 「この先通り抜けできません」
 と書かれた看板が…
 今までも通り抜け
 出来なかったけど、
 なぜここにだけ?
 
 なるほど
 ガードレールで塞がれてる。
 これじゃ通れません。
 そういえば
 センターラインがある。
 充分に広いですが、
 急カーブ解消のために
 切り捨てられちゃったね。
 
 しかも、旧道は現道に分断されてる。
 物理的に通り抜け不可能ですね。
 
 旧道の路面は
 きれいに切り取られてます。
 アスファルトの山が作ってあるのは
 雨水が現道側に流れないように
 ストッパーとして作ったみたいです。
 ここで停められた水は
 側溝を流れて行きます。
 
 引き返すのはめんどくさいので
 斜面を降りて現道に出ました。
 けっこう急斜面だけど、
 丸太で作った階段がありました。
 でも、対面の斜面は自力で上がったけど。
 左下の白いのは「岐阜県」と書かれた
 境界杭です。
 
 相変わらずの荒れた道が
 続きます。
 ここは短いので
 すぐ終ってしまいます。
 
 途中には、
 林道の入口があった。
 
 現道に出ました。
 合流と言うより
 ブッツリ切り取られてます。
 申し訳程度のアスファルトで
 舗装してあります。
 

 さて、これにて旧道の旅もお終い。
 最後に振り返って
 旧道の様子でも見ますか。
 ここにもあったよ
 「通り抜け」看板。


[2017年1月現在]


久しぶりに通りかかったら、いつの間にか改良工事が終っていました。
廃道後そんなに時間が経ってないのに、
すでに廃道の雰囲気が満点になっています。
崖崩れの心配はないようですが、路面は雑草に覆われて行くのでしょう。
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