【静岡県・県道288号線-佐久間廃道】
佐久間ダムは三遠南信(愛知県の東三河・静岡県の遠州・長野県の南信州)のただ中にあります。 その佐久間ダムのダム湖の東側には、工事中の廃道があります。廃道なのに工事中? 青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント |
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ダムが出来たおかげで、水没した廃道は数あれど、
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佐久間ダムには、国道473号線から 県道1号線で北上して、 素堀り隧道を3つばかし越えて行きます。 県道288号線はダム本体横から、 県道1号線より分岐しています。 ちゃんと県道標識もあります。 「ヘキサ」って言う方が通っぽい? 何か雰囲気的に、 この先に県道があるなんて思えませんね。 ここをまっすぐ行くと駐車場があります。 |
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その駐車場の先はダートになっていて |
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ゲートの周りの観察はその位
にして さっそく中へ。 ゲート脇の隙間からするっとね。 廃道と言うより、旧道みたいです。 この辺りは、林業関係の車とかが 使っているみたいですね。 ダム関連施設を横目に、さらに奥へ進みます。 ■ダム湖に流れ込む、流木を処理するための 施設だそうです。 |
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段々と雰囲気があやしくなって来ます。 |
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なにげに工事中の看板が… |
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砂利と重機が置いてあります。 |
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おっと、こいつは何だ? やけに短い洞門ですね。 でも横には崩れそうな崖は見当たりません。 それに、何かよけいな物が 斜めにくっついていますが、 これはダム関連の建築物なのでしょうか? 山の上からダム湖に向かって 水でも流していたんでしょうか。 何だかこの洞門って、 謎の建築物のための土台みたいです。 |
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下を通る道幅に比べて、 洞門の幅の方がずっと広いですね。 本来はこの幅が、県道の道幅だったのかも。 洞門の裏側は、つたがびっしりくっついてます。 コンクリートも古ぼけて、遺跡のような感じね。 と、その時洞門の上の木から あやしい鳴き声が! それに何か動物の姿が見えます。 さるです。漢字で書くと「猿」 こんな所で猿、発見! ひょっとして威嚇されてる? 残念ながら、写真には写っていません。 まあ、害はなかろうという事で、 先へ進んでみます。 |
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最初は元県道という雰囲気でしたが、 洞門を過ぎたあたりから、林道のような感じに… 車の轍がはっきり付いています。 |
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この先はこんな林道の様な道が続きますが、 ここでのレポートは、これで終わりです。 しかし他のサイトの情報では さらに県道を進んで行くと、 もう一度通行止のゲートがあるそうですが… ゲートと言えば、入り口にあったゲートには以前 「熊出没注意」の看板がかかっていたそうです。 後日この事を知ってちょっとびっくり。 今は、猿が居るので熊はいないのかも? それとこの道を全て歩くと、半日かかるそうです。 たまりませんね。 [2004年7月現在] |
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旧道と廃道が半々なのが、なんとも中途半端な感じですが、案外こんな道は全国に沢山存在するのでしょう。 ダム側からのスタート地点では、案外よく整備された旧道然としていますが、 小さな洞門を過ぎたあたりから、林道のようなダートとなります。 そこからさらに奥に進むと、再びゲートが表れ、今度は完全な通行止となります。 その先は大小の崩落が連続する通行不能な道になり、通過には登山の装備と経験が必要となるほどです。 佐久間ダム周辺は領家帯花崗岩で構成されていて、堅牢にしてもろい地質が崖の崩落の原因になっています。 しかもダムの東側には、日本最大の大断層・中央構造線が走っています。 ■ この県道288号線の廃道区間を、徒歩で全線通った人達がいます。すごいですね→佐久間湖廃道歩き |
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