【国道421号線旧道-相谷隧道】 現在改良の進む、国道421号線の廃道部分には、今も短い隧道が残っています。 青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント |
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石榑峠の酷な道を迂回する新トンネル 石榑トンネルを通ってみようと思い やって来ました国道421号線。 トンネルのおかげで、かつての酷道は 嘘の様に快適な道に 生まれ変わってました。 でもやっぱ残ってたよ、廃が… |
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残ってたと言っても、 石榑峠の近くじゃなくて、 4kmぐらい西に行った所です。 現道のトンネルは「相谷第一トンネル」で 2006年10月に出来ました。 左に分かれる廃道も 2006年までは現役だった訳ですね。 あれ?以前にもここを通った事が… と思って調べてみたら、 2003年にこの道を通ってました。 まあ、全然覚えてませんがね(;´Д`) |
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旧道はフェンスでがっちり ガードされてますが、 ちょっと通らせてもらいますよ…と。 左右から木が延び放題で 狭い道が、ますます狭くなってる。 正しい旧道の景色ですね。 旧道歴5年にしては、 結構きれいかもしれない。 |
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旧道に橋がありました。 ちょうど現道の橋も見えて 新旧競演って感じです。 う〜〜ん、さすがに規模が違う。 現道は大きなトラス橋です。 旧橋は… ああ、そういえば この橋を横から見て来なかったんだ。 で、名前は「あぶかいばし」。 地図をみても“あぶかい”なんて 名前が出て来ないので、 谷の名前なのかも? |
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さて、今回のメイン 廃隧道の「相谷隧道」が見えて来ました。 こんな所から隧道名が分かるかと言えば、 今日持って来た滋賀県の地図が 旧道が現役時代の2004年版で、 何気に「相谷隧道」と書いてあるから。 通ったはずなのに思い出せないこの景色。 なので、まるで初めて見る景色のよう。 さてさて、隧道はどんな 廃な景色になっているのでしょう。 |
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これは、思った通りの廃隧道。 まさかの完全防御のがっちりフェンス。 いや、塞がれてるかもって ちょっとは考えたけど、 埋まってるよ、あれ! …完膚なきまでに廃な景色ですね。 |
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せめて外側だけでも堪能しますか。 扁額は立派なのが付いてます。 「相谷(あいだに)隧道」 しかも、手書きじゃなくてフォント? 明朝体のリューミンってやつかな? 何にしても珍しいですね。 こんなの初めて見ました。 |
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これは電気関係の いわゆる配電盤ってやつ? 可愛いおにぎりマークが付いてます。 隧道の左側に谷があって そこから水を取っているのか、 隧道の真ん前に水槽のような物があり、 今その鉄板のふたの上にいます。 |
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それではお待ちかねの隧道の中。 埋ってます。 上までびっしり土砂が詰まってます。 これならフェンスなど必要ないのに、 なんであるのだろう? しかも扉つきだし。 こんな所で覗き込んでてもしかたないので 反対側に行きましょう。 |
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西側に抜けて来ました。 そう言えば滋賀県には 似た様なデザインのトンネルが 他にもありますね。 こんなのが流行ってたの? むろん新トンネルの話ですが。 それで、旧隧道はいずこに? 新トンネルの右側の隙き間が怪しい… |
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歩道の横が深い側溝になっていて、 これ以上近付けないけど、 旧隧道のポータルが見えてます! 白い新トンネルのポータルのすぐ右、 葉っぱの間から見えるオレンジ色の部分、 それが旧隧道ですよ。 新トンネルと重なっていました。 [2011年11月現在] |
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■ 相谷隧道がある国道421号線の永源寺ダム湖沿いには、 交通のネックになっていた狭小区間がありました。 その狭小区間解消の為に、平成13年バイパス工事が始まりました。 現在(2011年)も「佐目バイパス」として、改良工事が進んでいます。 まだ狭い場所があり、ダンプも通るため、実質交互通行になっているので注意が必要です。 旧・相谷隧道は1968年(昭和43年)竣工しました。 延長139m、高さ4.5m、幅6mだそうです。 ■ |
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