【国道41号線-柿ヶ野隧道】
岐阜県の国道41号線にある短い廃道には、短い隧道があります。 青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント |
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実は以前、廃道としてレポートした所です。 →国道41号線-七宗第3廃道 2007年になって再び行ってきました。 ひさしぶりに訪れた「柿ヶ野隧道」は ・・・なんて事に…! 関連する周辺図はこちら→■周辺図■ |
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岐阜県を南北に走る国道41号線。 そこのトンネルの横にある旧道。 よくあるトンネル横旧道です。 途中に橋があるので、 半分は現役で車が通れます。 橋の先はご覧のように進入禁止。 ここは前見たとおりですね。 でも、ここの反対側は最近何かあったのか、 完全に封鎖されてました。 それも二重に。 で、その原因を調べるために、 ひさしぶりに来てみました。 |
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今は6月なので少し雑草が多かったけど、 そんなに変化はありませんでした。 ああ。ここもがっちり封鎖されてる。 なんでしょうね? 隧道の向う側なんて、 フタされてますよ。 もうちょっと先まで行って、 中を覗いてみましょうかね。 ・・・? え〜〜と… これってフタなのかな? なんか変よね? |
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これってフタじゃないよ! 崩れたスノーシェードだ! ええ、そりゃあもう ベシャリと逝ってますわよ!Σ( ̄□ ̄) うわ〜〜… 本体を支えてた鉄骨が 見事に折れてます。 この崩落が原因で完全封鎖された訳ですね。 確かにこれは危なすぎる。 |
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岩の破片が入り込んでる。 崩れた岩盤を受け止めるには、 こんな細い鉄骨じゃあ無理ですね。 やっぱり雪を防ぐだけの物だからかな? いくらなんでもこれは酷い。 そう言えば、現道から入ってすぐの所に、 「トンネル崩壊の恐れがある為」って 看板が出ていました。 昔からここは崖崩れ地帯なのか? ひょっとしてこれって 本当はロックシェードなのかも。 でも全然役に立ってナイ。 |
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全体が押し潰されたというより、 先の方だけに岩が崩れて来て、 前のめりに崩れたみたいです。 左右に隙間ができたので、 ガードレールは助かってますが。 |
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フラッシュを使って撮影した写真も 載せてみましょう。 これ、下に人が居たら死んじゃうよ。 恐るべし、自然災害。 あ。今気が付いたけど、 この鉄骨ってレールみたい。 |
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この向うはどうなってるのだろう? とてもじゃないが、通り抜け不可能です。 せめて見るだけでも… そうだ。人は無理でも、 カメラだけなら隙間から出せるかも? という訳で、左側のガードレールの隙間から カメラを突き出して撮ってみました。 バッチリ写ってますね。 なんと! かなり大きな岩が崩れています。 10mぐらい先にも岩が見えます。 |
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なんとも酷い事になってました。 隧道の中は大丈夫なんだろうか? よく見てみれば、 そこらじゅう“ひび”だらけですよ。 コンクリートが劣化して剥がれたというより 圧力で割れたみたいです。 次は隧道自体が崩落するかもです。 |
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この「柿ヶ野隧道」は崩落の危険のために、 1997年に廃止になりました。 20m程の短い隧道ですが、 廃止10年後に、崩落の危険が 現実のものとなってしまいました。 それに・・・ よ〜〜〜っく見ると 坑口の形が微妙に歪んでる… ような。 こわいですね。 [2007年6月現在] |
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2004年4月に行った、初めての廃隧道。 それから3年経った2007年現在では、崩落と破壊が進行し、 道路としての機能を失ってしまいました。 隧道内部の崩壊も進行している様子なので、進入はやめておいた方が無難でしょう。 ある日突然、岩盤ごと崩れて落ちてくるかもしれませんから… ● 2018年1月に、もう一度行ってみました。さらに酷い事に… ■ |
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