9月のある日、凄く珍しい大気光学現象が見られました。 街灯に隠された太陽を中心に薄い輪がありますが、これは「内暈(うちがさ)」と言われるものです。 太陽の左側の明るく色が付いている部分は「幻日」で、ここまではそれほど珍しくはありません。 内暈の上の部分に掛かった大きな光の輪の一部が、「タンジェントアーク」です。これは珍しい現象です。 ちなみに太陽を隠しているのは、カメラや目を守るためです。
幻日の横からも、光の帯が伸びています。これは「幻日環(げんじつかん)」と言い、珍しい現象です。 この他に、映っていない所にも環水平アークも出ていましたが、 これはタンジェントアークの下の部分かもしれません。
思わず見付けて撮影したものですが、 合計5つの現象が一辺に出現しました。 ものすんごい珍しいのです。 あなたも見れましたでしょうか? [2021年9月13日撮影]愛知県名古屋市