【岐阜県・下呂市-用水管理用吊り橋】
岐阜県下呂市萩原町を通る、県道98号線沿いの山之口川に架かる、用水の為の吊り橋。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 県道98号線は、萩原町上呂から
 位山の横を通って
 国道41号線の一之宮に出る道です。
 この道は以前通った事があったけど、
 こんな所にも吊り橋があったなんて…
 けっこう見落としてるもんだ。
 (その時は吊り橋が目的じゃ無かったしね)

 県道98号線を北上して来ました。
 今は4月下旬ですが、
 標高が高いので、桜は今が満開です。
 旗に「はぎわら桜めぐり」とあります。
 ここは桜が有名なんだろうか?
 さて、目的の吊り橋は
 少し戻った所にあります。
 
 普通にありますねェ。
 県道からもよく見えます。
 グーグルのスリートビューにも
 写ってますよ。
 これは何かの施設の一部、と言うか、
 業務用の雰囲気がします。
 しかも、おかしな所に階段があるし…
 
 耐風索のアンカレージが
 こんな所に「置いて」あります。
 置いてあるように見えるけど、
 本当に置いてあるだけかも?
 そんなわけないか・・・
 
 メインケーブルのアンカレージは
 県道の下にあるけど…
 なんか変だ。
 トンネル?の中にある。
 

 近くで見てみると、
 四角いトンネルのような所の壁に
 メイン
ケーブルが繋がってますよ。
 これ、穴開ける必要があるのかな?
 ケーブルの長さを稼ぐためかも?
 こんなスペースがあれば
 物を入れるのにちょうどいいです。
 すでに物置きになってますが。

 
 主塔の下の「階段」は
 本当に階段なんでしょうか。
 上がってみたけど、
 ちょっと歩き辛かった。
 どうやらデザインだけのようだね。
 っていうか、何のために?
 
 橋はオール金属製
 けっこう長いです。
 主塔のそばに許可標識と言う看板があって
 橋の長さは122mだと書いてあった。
 そんなにあるんだ。
 橋の横に黒いパイプが何本も並んでいて
 その内の1本のパイプから
 水がダバダバ落ちてた。
 
 橋の上から北側を見ると
 先程の桜並木が見えます。
 川にあるのは取水堰でしょうか。
 実に穏やかな景色です。
 

 122mあった橋も
 もう対岸に着きます。

 
 対岸から橋の全景を見ると
 山間部とは思えない
 広々とした景色です。
 
 では、下に言ってみましょう。
 川岸の斜面は、
 遠くから見ると緩やかに思えたけど、
 近くで見るとけっこう急ですよ。
 降りるのは無理かと諦めかけたら
 ロープを発見。
 釣り人が使ってる物のようです。
 それを使って無事降りました。
 橋桁の下はあっさりな構造です。
 無理する事もなかったか…
 
 さて、こちらのアンカレージは
 土の中だった。
 その上を道が通ってる。
 アンカレージを作ってから
 土を盛ったのかな。
 

 用水管理用吊り橋で管理される
 用水はこれです。
 「北部用水路」
 農業用の用水のようです。
 右側の四角いボックスは
 水路のゲートの操作盤です。

[2014年4月現在]


北部用水路の管理の為の吊り橋です。
山之口川は、アマゴやイワナが釣れる渓流で、橋の付近では釣り大会も催されました。
そんな場所なので、残置ロープがあるのでしょう。
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