【岐阜県・中津川市-山下橋】
岐阜県中津川市加子母の里に架かる、小さな吊り橋。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 こんな所にこんな橋があるなんて
 まったく気が付かなかった。
 ネット上で偶然見付けた
 索道建設会社のページにあった物件です。

 国道257号線の加子母大橋の
 北側にある脇道に入って少し行くと
 木造の東屋があります。
 ここにバイクを置いて
 この先は歩いて行きましょう。
 
 主塔は金属製のパイプで作られてます。
 橋の方に車道が延びてますが、
 この橋は歩行者用です。
 
 車道は右によけていってます。
 先の索道の会社のページによると、
 以前は木造の吊り橋だったようで、
 架け替え前の写真を見ると、
 酷い有りさまだった。
 主塔も傾いてたしね。
 でも、古い方の橋も渡りたかった。
 そっちのが面白そうだし。
 今となっては無理ですが…
 
 架け替えられたと言っても、
 最近じゃないようですよ。
 床板を見ると、
 10年以上経ってるような感じですしね。
 新しくなってるので、
 味わいなど無いと思ってましたが、
 いい具合に古い橋の雰囲気がある。
 
 目の前の太いケーブルが主索で、
 ちょっと見辛いけど、
 そこに橋桁を吊る
 ハンガーケーブルが繋がってます。
 茶色い棒は、
 手すり代わりのワイヤを支える物です。
 
 下には白川が流れてます。
 中州があるので、
 2本の川を渡ってるみたいです。
 まあ、スケールは小さいですが…
 
 対岸に着きました。
 こちらのアンカレージも
 地面の下にありますね。
 こちらの車道も
 橋をよけていってます。
 
 横から見ても
 あんまり川の上に
 架かってるように見えません。
 正面には東白川村の山々がありますが、
 雨雲がのっかってます。
 雨雲はこちらに向かって来てるので、
 さっさと退散するとしましょう。
 
 その前に橋を下から見てみよう。
 橋桁が低い位置にあるので、
 入り込める隙き間が無いかと思ったけど
 人が入れる余裕はあった。
 
 床板を載せてる吊り桁以外は
 全部木製です。
 架け替えられてから時間が経ったおかげで
 いい感じに汚れて、
 周りの景色と違和感がありません。

[2014年7月現在]

この吊り橋は、丸架索道株式会社によって架け替えられた物です。
「隣村の橋が不要になったのでこの地に移設したらしい」 とあります。
メインケーブルもワイヤではなく、番線が80本(片方40本?)も束ねてあったそうです。
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