【愛知県・新城市-浮石橋】
愛知県新城市を流れる宇蓮川沿いにある、湯谷温泉に架かる吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント

 
 湯谷温泉は下呂などとは違い
 こじんまりとした温泉街です。
 鳳来寺の近くなので、
 昔は賑わっていたのでしょう。
 そんな素朴な温泉街に架かる
 立派な吊り橋を見て来ました。

 鳳来寺パークウェイと
 県道439号線が交わる所の
 駐車場にバイクを置いて
 探索するとしましょう。
 北に歩いて来ると
 橋へ行く遊歩道の
 入り口があります。
 
 この看板の所です。
 馬背岩ってナニ?
 遊歩道はJRの線路の上を通り、
 仏像のある小さな広場の
 前に出ました。
 薬師如来だそうです。
 そこの手前で道が左右に分かれるけど
 橋は左側の道を行きます。
 右側の方は馬背岩に行きます。
 
 薬師如来の前を過ぎると、
 階段を降ります。
 急な石段を降りて
 右に向かうと…
 

 赤く立派な吊り橋があった。
 昭和47年6月に出来た物なので、
 そこそこ年季が入ってます。
 観光地の橋なので、
 頑丈そうです。

 
 アンカレージは普通ですね。
 それより、この前に
 ベンチだのパラソルだのが
 置かれてます。
 宿泊客の為みたいです。
 ベンチに「湯谷温泉 おかみ会」と
 書いてあった。
 

 これは光るのだろうか?
 「湯谷温泉 浮石橋」
 というのが扁額のように
 掲げられてる。
 昭和の雰囲気が漂う、
 昭和アイテムだね。

 
 橋の上から、
 宇蓮川を見てみましょう。
 まずは南側から。
 奥に見える岩が
 「馬背岩」ですね。
 溶岩が固まって出来た物です。
 馬の“たてがみ”みたいに見えるのが、
 名前の由来だそうです。
 国指定天然記念物だって。
 

 北側は温泉街の方向です。
 遠くに滝がありますが、
 「大滝」だそうです。
 確かに大きな滝だけど、
 これって木材を運ぶいかだを通す為に
 岩を削って作った人口の滝ですってよ。
 曇ってるからなのか、
 川の水が暗い緑色で、
 あまり綺麗じゃないですよ。

 
 橋を渡って対岸に来ました。
 大勢で渡る事が前提の橋なのか、
 揺れはしませんね。
 床はコンクリなのでなおさらです。
 橋から見る川の景色も良く、
 散歩にぴったりです。
 
 歩道橋のような高欄だけど、
 ちゃんと銘板が付いてます。
 「うきいしはし」
 銘板の後ろに小道が見えるけど、
 ここを行くとさっきの「大滝」に
 行けるそうですよ。
 
 これはいい景色だ。
 小さな温泉街だけど、
 それがかえって
 いい味出してる。
 秘境みたいな?
 
 橋の下に降りてみよう。
 岩場なので、
 降りれないかと思ったが
 簡単に降りれた。
 橋桁は頑丈そうな鉄骨で
 下にはパイプが2本通ってた。
 
 この角度から見ると
 また違うね。
 けっこう高い所に
 橋は架かってるんだ。
 橋の名前の「浮石」って、
 川にある岩の名前だろうか?
 目の前のこれ?

[2013年6月現在]
 

 「浮石橋」のレポを作るので、
 もう一度現地に行って来ました。
 今度はあの「馬背岩」から
 撮影しました。
 いいね〜( ̄▽ ̄)♭
 右はじに見えるのは、
 馬背岩の延長にある溶岩です。
 左下の階段で岩に降りるのですが、
 何気に危険だった。

[2016年9月現在]


湯谷温泉は1300年前に、利修仙人により発見されたといいます。
今では10軒ほどの温泉街です。
湯谷温泉を中心に10kmあまりを鳳来峡と言います。
現在浮石橋は鋼鉄製の橋ですが、かつては木造の吊り橋が架かっていました。

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