【岐阜県・大垣市-多良峡森林公園吊橋】
岐阜県大垣市の国道365号線の旧道の側にある、森林公園に架かる吊り橋。
それが中々面白いデザインをしています。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 以前通った旧道に
 けっこう長い吊り橋がある事を
 吊り橋を扱ってるサイトで知りました。
 おおっ。こんな立派な橋があるなんて。
 しかも… あらまあ、変わった形だ。
 周辺図は旧道の物を流用。■ここだよ■
 バンガロー村の所に橋があるよ。

 これが多良峡に架かる吊り橋です。
 森林公園の駐車場から
 歩いてすぐの所にあります。
 遊歩道の橋なので、
 直接道が繋がってないようです。
 でも、変わってるのはそこではなく、
 長い橋なのに、主塔が低いのです。
 対岸の主塔の5分の1ぐらい?
 こういうのを「片タワー型」と言うそうな。
 
 本当に低いねぇ…
 3mくらい?
 なのにガッチリした作りなのは、
 長くて重い橋だからでしょうか?
 それと、今まで見た事無い物が
 もう一つありますよ。
 メインケーブルの下に
 もう1本ケーブルが繋がってる。
 
 こっちを見た方がよくわかる。
 アンカレージにケーブルが4本
 繋がってます。
 これは塔が内側に倒れないように
 支えてるのでしょうか?
 まあ、こんなもんに興味を持つ人なんて
 そんなに… めったに居ないか。
 
 全体像はこんな感じ。
 どうよ?この堂々とした姿は。
 なんとも立派なモンです。
 この画像は大きなサイズで見れます。
 じっくり鑑賞してね。
 ここから見ると結構高い位置に
 架かってるのがわかります。
 怖いかな?
 
 おっと、これも見逃せませんね。
 耐風索が橋桁の真下にありますよ!
 しかも橋桁を引っ張ってるのは
 ケーブルじゃなくて鉄骨だ。
 これは“重し”も兼ねてる?
 なんにしても珍しい。
 こんなの、初めて見ましたね。
 
 橋桁には、欄干の代わりに
 ネットが張ってあります。
 編み目が細かくて厳重です。
 これって、下に小さな物も
 落とさないためのものでしょうね。
 と言うのも、
 下の河原に人が沢山いるからです。
 森林公園ですからね。
 みなさん河原でバーベキューとかして
 楽しんでます。
 
 下は多良峡を流れる牧田川。
 河原じゃまさにBBQの真っ最中。
 こんな自然の中で食べるお肉は
 どんなにか美味しい事でしょう。
 気持ちいい景色だよぉ〜
 まあ、人気観光地って程じゃないけど。
 いやいや、その前にレポートしなくちゃ。
 
 反対側の主塔、なんて高いのでしょう。
 20mぐらいありそう。
 まるで瀬戸大橋並みの大きさです!
 ・・・瀬戸大橋はおおげさですね。
 1000m級の橋に比べたら
 そんなに大きくないか。
 でも、狭い橋桁に長いハンガーケーブルは
 中々に迫力があります。
 っていうか、高さが強調される。
 
 渡りきりました。
 大きな吊り橋だけど、そこそこ揺れた。
 歩行者用の吊り橋って、
 揺れるのも設計されてる?
 
 最後は恒例の橋の下写真。
 今までの画像を見ると、
 真下に行けそうも無い風に見えるけど、
 ちゃんと道があります。
 木が多いので、
 こんなぐらいにしか写せませんが…

[2010年5月現在]


多良峡森林公園吊橋は、岐阜県上石津町役場が発注し、
岐阜県にある株式会社 郷鉄工所によって建設されました。
橋長71m、幅1.5m、使われた鋼材の総重量は31.6tだそうです。
それと、森林公園には駐車場があるのですが、旧道からの道は、狭い急坂と急カーブで、
ガードレールも無い有様なので、車で行く人は要注意です。へたな険道より通り辛いです。
バイクの人は、旧道上に停めて歩いて行った方が無難でしょう。

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