【長野県・木曽町-城山橋】
長野県木曽町新開にある、木曽青峰高校の近くに架かる吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 黒川渡ダム湖の西はじの
 林道から高校に渡る為の
 吊り橋です。
 ちなみに「黒川渡」と書いて
 「くろかわど」と読みます。

 国道361号から
 「木曽福島市街地」の
 看板の所を曲がると、
 小さなトラス橋があり
 そこから林道に入ります。
 人は通らないが
 車は通るようです。
 
 路面がコンクリになったと
 思ったら
 小さな橋だった。
 高欄は壊れていて
 ほとんどありません。
 
 でも、親柱があった。
 「裏山橋」
 磁器の板に墨書きで、
 珍しく横書きです。
 
 さらに歩くと
 下に降りる道がありました。
 トラス橋から
 300mぐらいでしょうか?
 怪しい道ですが、
 下を見ると橋が見えます。
 
 下りて行き
 途中で向きを変えると
 目的の吊り橋がありました。
 赤い丸パイプ主塔です。
 
 アンカレージは斜面の
 少し高い位置にありますが、
 何か付いてる?
 よく見たら銘版だ。
 「城山橋」とあります。
 これはレアだ。
 こんなの初めて見た。

 山の中でよく見掛ける
 タイプの吊り橋です。
 床板は木材です。
 普通に揺れますね。
 ネットで転落防止されてます。
 

 振り返ってみると、
 アンカレージの位置が
 よく分かります。

 
 下を流れるのは「黒川」。
 これは上流側の景色。
 ダムのおかげで水位が上がり
 本来の河原は、
 水没してるようです。
 
 反対側はダムの方です。
 この先は木曽川になります。
 
 床板は、古いながら
 整然と並んでます。
 板を留めてある
 釘の様子を見ると
 造られてから
 交換してないようです。
 
 対岸に着きました。
 この向うは
 高校がありますが、
 ここはまだ敷地じゃない?
 
 こちら側のアンカレージも
 斜面にありますが、
 真ん中を階段が通ってます。
 この先に行ってみたら
 学校の校舎が見えた。
 
 さて、これで城山橋のレポは
 終わりですが、
 ちょっと気になる物が…
 古い橋脚らしき物がありますよ。
 黒川渡ダムが出来る以前の
 橋の跡なんでしょうか?

 [2017年9月現在]

黒川渡ダムは、1938年(昭和13年)の建設だそうです。
城山橋の下の橋脚も、その頃まで現役だったのでしょうか?
吊り橋のある南側の山は、「城山」といい、福島城がありました。
橋へ向かう林道の途中に、遊歩道の入口があります。
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