【静岡県・天竜水窪-白倉川の吊り橋】
静岡県浜松市天竜水窪の山の中、水窪川の上流にある吊り橋群を見て来ました。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 水窪の市街地から
 水窪川沿いを、
 上流に向かって
 延々と走ります。
 途中からダートの
 林道になり…

 それ程荒れてない、
 むしろ走り易い道を
 4kmほど来ました。
 すると赤いゲートが出現!
 えぇ?ここから行けない?
 まだ2kmぐらいあるのに?
 
 でも大丈夫。
 通れないのは車両だけ。
 この林道は登山道でもあるので、
 人は通れますよ。
 数百メートル歩いて来ると、
 こんな建物があった。
 林業関係のものらしいです。
 
 最初の吊り橋は、
 この下にあるはず。
 林道から見下ろすと
 広場の向うに
 吊り橋がありました。
 結構高低差があるけど、
 道があるので問題無いです。
 
 少し滑りやすい
 坂道を下って行きます。
 木造の赤い主塔で、
 屋根が付いてる?
 それに広場には
 建物の土台の跡があり、
 何かの施設があったようです。
 
 さっきの建物との
 位置関係はこんな感じ。
 すごい落ち葉だけど、
 あと2週間早く来てたら
 一面の紅葉でしたね。
 
 主塔の足元は
 コンクリで固めてあります。
 これは最初からでしょうか?
 後からの補強かもです。
 下はいい感じの渓流です。
 でも、降りれそうにない。
 (実は簡単に降りられる事に。
  後から気が付いた…)

 橋桁は問題無さそうです。
 通行止めでもありません。
 では渡りましょう。
 

 ケーブルに直接吊られる吊り桁は
 2〜3本がワンセットになっていて
 頼もしいかぎりです。
 でも揺れる揺れる。
 上下だけじゃなく
 左右にも揺れます。
 そっと歩かないと
 放り出されてしまうよ…!

 
 しかも手すりとか高欄とか無く、
 真ん中あたりは
 メインケーブルも低くなって
 もしもの時は、役に立たなそう。
 ハンガーケーブルは
 ぐるぐる巻で固定してあるだけだ。
 
 何度も立ち止まりながら
 ゆ〜っくり渡ります。
 対岸は斜面で、
 右側に道らしきものが
 見えます。
 
 対岸に着きました。
 主塔の向うには
 わずかなスペースしか
 ありません。
 右の山道も
 幅が30cmぐらいで、
 ちょっと危険な道です。
 
 こちらのアンカレージは
 斜面にめりこんでます。
 
 では戻るとしましょう。
 対岸の方の床板は
 苔が生えていて
 廃物件のような雰囲気です。
 
 こちらからだと
 建物や広場の様子が
 全て見れます。
 紅葉シーズンだったら、
 ここまで見渡せなかったね。
 これはこれでよかったかも。

 [2017年11月現在]

水窪川の上流部には「大嵐橋」があります。そこからさらに上流には5つの吊り橋があります。
1つは近付くことも出来ない廃吊り橋ですが、残り4つの橋は渡る事が出来ます。
今回は、その4つの橋を探索して来ました。
ちなみに、水窪川の上流にあたる部分は白倉川とも言います。川沿いの道は白倉林道。
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