【岐阜県・八百津市 - 新旅足橋】
岐阜県八百津市を通る国道418号のバイパスに架かる長大橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 国道418号と言えば、
 全国に名を馳せた酷道です。
 そんな国道も改良を続けられて
 快適な道に生まれ変わってます 。
 今回はそんな418に架かる橋です。

 建設が進む国道418号に
 大きな橋が完成したので
 見に来ました。
 ちなみに今は2010年5月です。
 (レポートは2020年だよ)
 凄く長いです。
 何でも460m以上あるそうな。
 高さも凶悪に高い・・・

 
 開通してから間もないので、
 全体的にきれいです。
 ちょっとした名所になってるのか、
 見物客がたくさんいますよ。
 
 1枚目とは反対側の景色です。
 橋桁がカーブしてるので、
 ここからは全部は見えません。
 高い橋だからなのか、
 高欄がすごいしっかりしてる。
 これだけ厳重なら、
 転落事故は起きないでしょう。
 
 下を見れば…高〜〜い…
 下を流れる旅足川までは
 215mもあるそうです。
 橋脚は高さ100mほどです。
 普通、橋脚は河原にあるので
 橋桁と川の間の距離は同じですが、
 ここの橋脚は山の中腹にあるので、
 100m近くも差が出るのです。
 

 今までに見た事無い物があった。
 これは…
 高いビルや鉄塔などで
 ピカピカ光ってるやつじゃないの?
 航空障害灯だっけか?

 
 460m以上の橋は長いです。
 対岸が遥か彼方。
 実際は川の対岸じゃなくて、
 向いの山までですね。
 

 大きくて立派な橋ですが、
 銘板は慎ましやかだった。

 
 橋を渡った先はトンネルです。
 「下立トンネル」
 「おりたちトンネル」と読みます。
 橋の銘板やトンネルの扁額の文字は
 地元の小学生の書いた文字が
 使われてます。
 
 トンネル側からの一枚。
 カーブの内側からなので
 全体が分かり易い。
 
 戻って来ました。
 往復で1km近くもあるので、
 思いの外時間が掛かりますよ。
 この橋には駐車場があり、
 見物には便利です。
 しかも、かなり広いです。
 
 駐車場の前には、
 道路を挟んで展望スペースがあります。
 そこに大きな銘板が3枚も
 貼ってあります。
 橋桁と橋脚別に
 銘板が作られたようです。
 
 でも残念な事に
 今はこの銘板はありません。
 盗まれてしまったようです。
 犯人許すまじ、ですよ。
 

 今度は下を通る道から
 新旅足橋を見てみましょう。
 すごく…大きいです…
 実際に見ると中々の迫力です。

 

 さらにそばに寄ると
 その大きさに圧倒させるね。
 橋脚がドーーン!
 見上げると首が痛くなるほど。
 橋脚の表面に縞模様があるけど、
 コンクリートを流し込む時に出来た
 模様なんだろうね。
  知らんけど…

 
 天空の橋、と言う雰囲気。
 あんなに大きな橋脚も
 頼り無いくらい細く見えます。
 風が吹くと
 横にパタリと倒れそうで
 ちょっと恐いですね。

[2010年5・9月現在]
 
 2020年になって
 何か面白い物が出来たと
 話題になってたので行って来ました。
 あれですね、
 橋桁の横に枠がくっ付いてる。
 あれの正体はそう、
 3・2・1バンジー!なのですよ。
 
 ここらが旅足川の真上です。
 ここからダイブするのですね。
 向こうには外国人の
 イケメン・インストラクターが
 くつろいでおいでです。
 
 この下までは何と215mもあります。
 日本のバンジージャンプでは
 日本一の高低差だそうです。
 ウイングスーツと言うのを着てやる
 他には無い趣向ですよ。

[2020年11月現在]

木曽川には、新たに新丸山ダムが造られます。その為に沈む旅足橋に代わり、
国道418号バイパスに新旅足橋が建設されました。
2004年に着工、2009年5月竣工、2010年3月に開通しております。
全長462m、幅10.75mの3径間連続ラーメン箱桁橋です。
2020年には、215mもの高低差がある、「岐阜バンジー」がオープンしました。
日本一の高低差で、新たな岐阜の名所となる事でしょう。
…ただ、別の「飛び降り」もあるようで、防止の為に柵を高くしたそうです。
上の最初の画像と、2020年の画像を見比べてみると分かりますが、
高欄の上にフェンスが追加されています。
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