【岐阜県・郡上市-下向山橋】
岐阜県郡上市白鳥町を流れている長良川に架かる歩行者用吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント

 
 長良川鉄道の白鳥高原駅の
 南東にあり、
 国道も平行して通ってるのですが、
 少し離れていて、
 気付きにくい橋です。

 国道156号線から東側に曲がり
 長良川鉄道を過ぎると
 上切橋があります。
 そこを南に行くと
 もうひとつの吊り橋
 「下向山橋」に着きます。
 
 こちらは河原に橋脚を立てて
 その上に主塔を載せてます。
 しかもトラス構造です。
 これはけっこう古そうだ。
 橋脚までの橋桁を合せて
 “2径間”の橋です。
 
 アンカレージは堤防道路の
 路面のしたに埋まってます。
 ケーブルが
 地面に刺さってるように見える。
 
 そういえば、
 長良川にある現役吊り橋で、
 トラス主塔なのは、
 この橋だけですよ。
 その主塔に無粋な看板が
 付いてます。
 「歩行者専用」と「非常に危険です」
 渡れない訳じゃなくて、
 単なる注意看板です。
 
 渡ってる時に
 ちょうど列車が通りました。
 1両編成のディーゼル車です。
 
 橋の上から北の方を見れば
 遠くに雪山があります。
 今日は3月上旬なので
 春まであと少しです。
 
 ゆれる橋を歩き、
 長良川を渡って来ました。
 対岸には、
 道があるようには見ません。
 
 こちらは普通の
 コンクリのアンカレージだった。
 前にはお地蔵様がおられます。
 他にはお墓があるぐらい。
 道がどこにあるのかは不明です。
 
 対岸から国道の方を見てます。
 本当にいい景色。
 寒そうな感じですが、
 今日は暖かくて、
 気温が10度以上あります。
 
 堤防から下に降りれたので、
 橋桁の裏側も撮影出来ました。
 主塔の古そうな雰囲気に比べ
 裏側は近代的です。

[2017年3月現在]

ネット上で見つけた情報によると、橋の長さは59.7mだそうです。
竣功年は不明ですが、ケーブルの錆具合や、主塔の雰囲気から考えても
昭和30年代より前なのかもしれません。
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