【静岡県・浜松市-瀬戸橋】
静岡県浜松市北区にある浜名湖の奥、猪鼻瀬戸に架かる大きな吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント

 
 瀬戸と言っても
 瀬戸内海じゃなくて
 浜名湖にある橋です。
 国道301号の
 瀬戸トンネル横にあります。

 トンネルを抜けて
 「瀬戸トンネル南」交差点で左折
 次の信号でもう一度左折すると
 写真の場所に出ます。
 車を留める所は無いので、
 遊覧船のりばに停めると
 いいかもです。
 

 壁一面がアンカレージです。
 車が通れる橋なので、
 ケーブルが7本も使われてます。

 
 大きな橋と言っても、
 1車線しかありません。
 橋の上じゃすれ違えないので
 信号で交互に通してます。
 主塔の右側に
 黄色い箱が付いてますが、
 信号用のボタンです。
 

 親柱にはm御影石の
 立派な銘版がありました。
 「せとばし」
 隣には「昭和三十年九月竣功」
 半世紀以上前ですね。

 
 ボタンは
 歩行者用のものです。
 でも、二輪車もこのボタンを
 使っていたらしいです。
 箱の上に「二輪車用」と書いた
 看板がありました。
 写真にも写ってますが、
 文字は消されてます。
 

 橋桁は補剛トラスで
 がっちり作られてます。
 ケーブルも7本が1本に
 まとめられていて
 ゴム?で覆われてます。
 さび対策ですね。

 
 橋から北側の方は
 猪鼻湖となります。
 右側に赤いタイコ橋があるけど、
 ここには猪鼻湖神社があります。
 橋の横から湖岸に道があって
 あそこまで歩いて行けます。
 

 橋の真ん中まで来ました。
 ここだけハンガーケーブルが
 特殊な形をしてます。

 
 対岸の景色は、
 湖というより海岸の雰囲気だ。
 いつもは山の中ばかりなので
 こういうのも新鮮です。
 
 こちらの主塔には
 こんな銘版が付いてた。
 「静岡縣建造
  内示(昭和14年)二等橋」
 とあります。
 日本鋼管株式会社清水造船所が
 制作したそうです。
 船だけじゃなくて橋も造るんだ。
 
 こちらのアンカレージは
 民家の横にあります。
 横と言うか、ほとんど敷地内?
 庭付きアンカレージ付き一戸建て。
 写すのに苦労します。
 駐車場もあるのですが、
 メインケーブルのおかげで、
 背の高い車は置けないかも。
 
 離れた所から見ると
 こんな感じ。
 こんなに生活密着なのは
 初めて見た。
 ちなみに、このあたりの人が
 お嫁に行くと、
 瀬戸の花嫁になるのですねww
 
 横から見ると
 吊り橋の前に、
 コンクリ橋が架かってます。
 ここの信号はこっちに向いてる。
 
 海岸沿いの道から
 橋の全体を撮ってみました。
 次は下から。
 
 橋の横に階段があり、
 猪鼻湖神社への道がありますが、
 反対側に行けば橋の下に出ます。
 奥のアーチ橋は、
 浜名湖レークサイドウェイの橋で
 新瀬戸橋と言います。
 ちなみに「遊覧船のりば」は、
 新瀬戸橋を渡った所にあります。
 

 橋の裏側は
 まるでトラス橋のよう。
 波打ち際を歩いてるのですが
 牡蛎のからが沢山落ちてます。
 浜名湖は牡蛎が名物ですが、
 ここが殻捨て場に
 なってるみたいです。
 何十万年もすれば化石になるかも?

[2017年7月現在]


瀬戸橋は、浜名湖と猪鼻湖が繋がる部分に架かっています。
隣に架かる新瀬戸橋は、浜名湖レークサイドウェイの橋です。
浜名湖レークサイドウェイは、全長5kmの有料道路でしたが、
2007年4月に無料開放されました。
そのおかげなのか、瀬戸橋の交通量は少なかったです。

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