【岐阜県関市門原の廃橋梁】
岐阜の県道52号線を北上している時に見付けた廃橋梁。 変わったアーチの下には・・・
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 

 行きずりに見付けた廃物件ですよ。
 小ネタですけどね。
 でも、モノは小さくても
 ちょっとインパクトはあります。


 関市の県道52号線、
 板取街道と言われる道を走ってたのですが、
 道の横に何やら三角形の物体が・・・
 それが橋のアーチだと気づくのに
 しばらくかかった。

 あ、これはちょっと珍しいかも?
 面白そうなので見て行きましょう。
 
 しかも「通行止め」( ̄∇ ̄)
 って、あれ?
 橋桁は?
 
 通行止めもへったくれもありません。
 橋桁がありません。
 ケーブルの欄干はそのままなのに…ねぇ
 これは金属の棒で橋桁を吊っていたようです。
 真っすぐなパイプを山形にした
 いわゆる“アーチ橋”ですね。
 円弧にしないのは安く出来るから?
 
 通行止め看板をよく見れば、
 テープで文字が隠してある。
 透けて「2t車以上の車両」って読めます。
 2トンて・・・
 どう見てもこの橋
 2トンの車が通れたように見えないけど…

 テープで隠してあるのは、
 2t車以外も通れないからですね。
 歩く事もできないし、
 問答無用に通行止め。
 

 さてこの橋、何のために架かってたの?
 橋を渡った先は、森しかないよ?
 と、思ったら、こんな小屋があった。
 バンガローだろうか?
 キャンプ場かな?
 まあどっちにしても、
 廃リゾート施設のための橋だったようです。


 [2008年8月現在]


構造的にはローゼ橋のような形ですが、曲弦にしなかったのは
単純にコストの問題だったのでしょうか?
この橋なら、パイプの加工・組み合わせだけで造れそうです。
通行止めの看板には、板取村の名もあったので、村営の施設なのかもしれません。
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