【岐阜県・西濃鉄道廃線跡-昼飯線・市橋線 周辺図】
岐阜県大垣市北西には、広大な石灰鉱山「金生山(きんしょうざん)」があります。
廃線跡がある赤坂は、中山道57番目の宿場町・「赤坂宿」であり、今も古い街並が残っております。

西濃鉄道が運ぶ石灰石を採掘している「金生山」は、ベンチカットと言う方法で採掘しています。
おかげで山の形は大きく変わり、もはや元の山の形はまったく想像出来ません。



金生山は「美濃帯堆積岩類」を構成する石灰岩であり、高温による熱変成を受けた部分が、大理石になっています。
他にもフズリナやウミユリ・サンゴ・三葉虫・シカマイアといった化石が、豊富に産出します。
この金生山では、明治時代から化石研究が始まり、日本の古生物学発祥の地として世界的に有名です。
さらに金生山の化石を有名たらしめている理由に、その大きさがあります。
貝類やウミユリなどが、異常に大きいサイズなのです。写真のウミユリも、大人の腕ぐらいの太さがあります。
こんなのが、削り取られた斜面にびっしりと張り付いています。


【見終わったらウィンドウをとじて下さい】
検索などでこのページを開いた方は→→道ネタ「鉄道」TOPへ…