【岐阜県高山市・宮森林鉄道跡廃隧道】
岐阜県高山市一ノ宮町を通る県道453号線沿いに口を開ける廃隧道があります。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 国道41号線から
 県道98号線〜453号線を通り、
 宮川を2回渡る所に
 今回の隧道があります。
 林鉄の廃隧道らしいですよ。

 県道をしばらく走ると、
 例の隧道に着きます。
 道路の右側の影になった所が
 廃隧道ですね。
 あっさり見つかった。
 ちなみに、このすぐ左側には、
 いい感じの吊り橋があります。
 
 林鉄だっただけあって、
 小さいです。
 軽自動車ぐらいしか
 通れなさそう。
 
 隧道の出入口だけ
 コンクリで固めてあります。
 そんなに古くなさそうな感じ。
 
 中はもちろん
 素堀り。
 濃飛流紋岩という
 流紋岩の巨大岩体が
 広がっている地域です。
 
 足元に落石が
 いっぱいあると思ったら、
 上のアーチ部分から
 崩れてきたんだ。
 まだまだ崩れそうな感じ。
 頭上注意です。
 
 上の写真の所を
 反対側から見ると、
 こまかく割れてる。
 
 隧道は短くて
 もうお終い。
 外は土砂が路盤に
 たまってます。
 でも、歩くのには
 問題ナシ。
 
 外に出て振り返ってみた。
 まさしく林鉄跡の
 廃隧道ってお姿。
 
 さて、林鉄跡は
 宮川沿いに
 ずっと続いてます。
 人が通るのか、
 踏み跡がはっきり分かります。
 
 30mばかり歩いて
 もう一度振り返ってみた。
 ここからじゃ
 県道は見えなくて、
 山奥の林鉄の雰囲気満点。
 お手軽に出来る
 廃林鉄探索ですよ。

[2016年5月現在]

高山市一ノ宮町は、かつては宮村という村でした。
JR高山本線の「飛騨一ノ宮駅」があり、そこを起点に「宮森林鉄道」が延びていました。
戦時中に敷かれ、昭和30年代に廃止されたようです。
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