【三重県・津市-忍田橋】
三重県津市芸濃町を流れる安濃川に架かる、古いコンクリアーチ橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 安濃川の安濃ダムの下流にある、
 河内渓谷は紅葉の名所です。
 そこには古いアーチ橋があった。
 奇麗に保存されてるようなので
 さっそく見て来ました。

 国道1号の関町から
 県道10号線〜県道42号線を通り
 やって来ました河内渓谷。
 春なので緑一色です。
 画面の道は県道42号線ですが、
 アスファルトの色が違う所が
 斜めに横切ってますが、
 これが旧道みたいです。
 
 道は林の中に入って行きます。
 車も入る事も出来るようです。
 とは言え遊歩道みたい。
 
 道は二股に別れ
 車が通れるのは右側の道で、
 正面の旧道は
 歩行者専用になってます。
 河内渓谷観賞の為の橋なわけです。
 
 観光地化されてるので
 橋の上にベンチがあって
 ちょっと奇妙な景色だね。
 でも、そのおかげで
 きれいに清掃されていて
 清々しい雰囲気になってる。
 
 昭和11年に出来た橋だそうで
 親柱はコンクリ製です。
 この年代にしては
 あっさりめのデザインですね。
 文字は「おしだばし」。
 

 親柱の前には
 こんな物があった。
 「祝生誕30,000日」だって。
 昭和11年からなので
 82周年というわけですね。
 旧・忍田橋の写真もあるけど、
 昔は木造の方杖橋だったようです。
 橋脚の跡の穴があるそうな。

 
 お隣の親柱は
 「あのうかわ」
 

 さすがに渓谷なだけあって
 奇麗な景色です。
 これは上流側。

 
 下流の方は、
 大きな岩が迫って
 谷になってます。
 旧・忍田橋はこちらに
 架かってたみたいだけど、
 橋脚の穴は分からなかった。
 
 橋を渡った先の親柱には
 「忍田橋」
 
 隣は「安濃川」
 
 さて、横から撮ろうと
 周囲を探ったけど
 こんな風にしか撮れなかった。
 河原に下りても
 橋が見える所には
 たどり着けなかったです。
 
 でも大丈夫。
 ちゃんと撮影スポットはあります。
 ちょっと離れた所に
 フェンスに囲まれたスペースがあり
 秋になれば橋は、
 真っ赤なカエデに囲まれます。

[2019年4月現在]

河合渓谷は、秋には紅葉が、春には桜が楽しめます。
探索した日は4月下旬でしたので、桜は終わり新緑の季節になっていました。
昭和11年(1936)建設、延長18m幅4mのコンクリ製アーチです。
昭和50年、下流に「瀬野橋」が出来るまでは現役でした。
アーチの横が塞がれている、充腹アーチという形式の橋です。
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