【岐阜県・県道290号線旧道-大矢田隧道】
岐阜県美濃市を通る県道290号線の旧道の廃隧道です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 

 この大矢田隧道は、
 ちょっと前まで現道だったはずなのに
 いつの間にか廃止されていたのです。
 どういうコト?


 グーグルのストビューで
 何気なく見ていた時に
 見覚えのない隧道があったのです。
 しかも出来たばかりの新品。
 そう、新道の隧道なのです。
 2023年3月には開通していました。
 旧道の方は2022年8月までは
 通れたようなので、
 旧道の後1年半以上経っているわけです。
 
 旧道の入り口には
 立ち入り禁止看板がありますが、
 工事しているみたいです。
 そしてこんな紙が。
 2023年には通行止めになっているので
 2022年の8月28日に
 隧道が閉鎖されたようです。
 

 工事はしていないようなので、
 ちょっとお邪魔しましょう。
 まだ旧道後2年ぐらいなので、
 道はきれいなままです。
 ここの工事で立ち入り禁止?

 
 やはり全然廃道らしくない
 と思っていたら、
 いきなり土砂と落ち葉が現れました!
 2年ほど車が通らないだけで、
 こんな有様に…
 雑草まで侵入して来ています。
 

 道の脇には何かの石碑があった。
 「隧道完成之碑」
 旧道の隧道は昭和47年完成なので
 その時に建てられたのでしょう。
 ものすごい立派なのは、
 期待のあらわれなのかも。

 
 200mほど歩いて来ました。
 そろそろ隧道に着くはず。
 キターーー!
 見るからに廃隧道のお姿です。
 これで旧道化後2年とは
 信じられません。
 雰囲気満点の廃道の風景ですよ。
 

 ほんの数年前に通った隧道は、
 封鎖されてしまいました。
 下半分は完全に塞がれて
 中が見えません。
 全体を塞がないのは
 通気性の問題?

 
 お馴染みの銘板です。
 346mの長さがあり、
 けっこうな長さです。
 道路改良工事とあるので、
 さらに古い道があったのかも?
 竣工は昭和47年8月です。
 
 隧道から出て来ると、
 こんな景色が見えます。
 アスファルトもほとんど
 落ち葉や土砂で隠れてます。

 では反対側に行ってみましょう。
 
 こちらは南側です。
 向こうと同じく黄色のポールで
 車の侵入を防いでいます。
 抜く事の出来るポールなので、
 完全な廃道ではなく、
 必要に応じて車が出入りするのでしょう。
 

 旧道の横には神社があります。
 その名も「白鬚神社」。
 創立年は不明なるも、
 大正時代に3つの神社が合併して
 白鬚神社となったそうです。
 神社は新旧道に挟まれていて
 開けた感じですが、
 かつては山の中に
 ひっそり佇んでいました。

 
 さて旧道です。
 こちらの方がさっきより
 隧道が遠いのです。
 しかもずっと上り坂です。
 
 旧道はいくつものカーブを曲がって
 標高を上げて行きます。
 道の状態も
 旧道の度合いを上げていくよ。
 車が通らなくなるだけで、
 落ち葉が積もり放題です。
 枝や落石も散らばり、
 廃道まっしぐらですよ。
 
 旧道に入って600mぐらい来ました。
 坂を上がって
 ようやく辿り着きました。
 こちら側の路面は
 荒れていないようだ。
 
 封鎖の仕方も向こうと同じです。
 こちらは少しきれい。
 塞がれてなければ
 現役の隧道に見えなくは無いです。
 
 扁額も見てみましょう。
 「大矢田隧道」
 達筆すぎて、
 大天国隧道に見えてしまう。
 
 むろん銘板もあります。
 どういう訳か濡れています。
 だからなのか、
 本来の金属の色が残ってます。

 まだ廃止後2年も経っていないですが、
 この先どんな景色になっていくのだろう。

[2024年10月現在]

岐阜県道290号線の新トンネル「大矢田もみじトンネル」は、
2023年3月4日に開通しました。
大矢田隧道のある美濃市では、2007年より自転車競技大会が開かれており、
この大矢田隧道が廃止されても、大会の時には通れるようにする案が出たそうです。
結局旧道は危ないとの事で、大会は新道で開催されました。
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