【静岡県・天龍水窪-大野下の吊り橋】
佐久間水窪町の中心地から、水窪川沿いに山王峡に向かう途中に吊り橋があります。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 地図で見ると、
 小さな橋がいくつも架かってます。
 これぜったい吊り橋でしょ
 って所を見て来ました。
 今回は「竹の島の吊り橋」より
 上流にある橋を探して来ました。

 川沿いの細い道を
 上流にさかのぼって来ると…
 こりゃまた良い雰囲気の
 橋がありましたよ。

 これは上流側から見てます。
 橋桁は補鋼トラスです。
 
 主塔のトラス構造だ。
 塗ってある赤色が
 色褪せてますが、
 以前は真っ赤だったのでしょう。
 でも、今の方が景色に馴染んでる。
 
 では渡ってみましょう。
 普通に揺れますね。
 
 床はエキスパンドメタルです。
 工場の通路を歩いてるみたいです。
 こういうのって、
 風の影響を受けない為とか、
 積雪対策の為なんでしょうね。
 
 何事も無く対岸に到着。
 水窪川の支流にそって
 道が延びてます。
 さて、さっきから画面のすみに
 小さく写ってたモノ。
 支流にも小さな橋が架かってます。
 あれも吊り橋なの?
 ちょっと行ってみましょう。
 
 おお〜〜。 これは…
 全然吊ってないし。
 吊り橋じゃなくて、
 2本の鉄骨を渡した
 いわゆる「I(アイ)ビーム橋」です。
 岩が当たったのか
 高欄があちこち曲がってた。
 
 その橋から吊り橋を見ると、
 正面の山の斜面に、
 道があるのが分かりました。
 どこに通じてるのかと思えば
 この上にある集落に行く為の道でした。
 
 では下から。
 なんか、全ての部品が細いです。
 この方が安上がりなんでしょうが…
 それと、背景の山は結構な高さです。
 地図で等高線を数えると
 上の集落まで
 200mぐらいの高さがあります。
 …そんなにあるように見えませんが…
 
 支流に架かる橋の方です。
 橋の向こうには砂防ダムがあり、
 さらに奥の山を越えた反対側には
 水窪湖と言うダム湖があります。
 そこにも吊り橋が架かってます。
 いつか行ってみよう。
 
 もうちょっと離れた所から
 見てみよう。
 これは1枚目の写真とは
 反対側を見てます。
 穏やかな川に見えますが、
 石積みの擁壁が崩れてたりするので、
 油断がなりません。

[2012年4月現在]

この付近は、山の上に民家が点在する地域で、
そこと、水窪川沿いの道路に行き来する為の橋であるみたいです。
使う人は少なそうですが、管理はきちんとされているようです。
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