【静岡県・浜松市佐久間-中部橋】なかつべはし
静岡県浜松市佐久間にある、天龍川を跨ぐ長大吊り橋です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 天龍川の広い河原に
 架かってるので、
 けっこう長い橋です。
 これは渡り甲斐があります。

 JR飯田線の中部天竜駅から
 南に250mぐらいの所に
 赤い大きな吊り橋があります。
 車もバイクも通れないので
 バイクは橋の手前で
 お留守番です。
 (ここに置いて良い訳じゃないよ)
 
 長い。
 対岸が遠い。
 歩行者用なので狭いです。
 人がすれ違うので
 精一杯な幅しかありません。
 
 主塔には、銘版がありました。
 「昭和十二年三月竣功」
 古いです。戦前ですよ。
 隣の銘版には、
 「なかつべはし」とあります。
 
 振り返って、
 東側の主塔です。
 アンカレージが
 民家の向うにあるので、
 メインケーブルが
 屋根の上を越えてます。
 
 長くて対岸が遠く、
 夜になれば真っ暗になるのか
 途中に街灯があります。
 1つだけじゃ
 役に立たないような・・・
 
 長い橋を渡って
 対岸まで辿り着きました。
 160m以上あるそうです。
 右の茶色の建物は
 佐久間ヘルストピアセンター
 左は佐久間病院です。
 
 病院側の堤防を見ると、
 耐風索のアンカレージの
 穴があった。
 その前に河原に降りる
 階段がありますが、
 デザインがおもしろい。
 水が流れてるようだ。
 
 アンカレージの穴は
 けっこう大きいです。
 コルゲート管ってのを切って
 コンクリに埋めたよう。
 地層に埋まった
 貝化石みたいです。
 
 耐風索の真下から見ると、
 ちょっと迫力ある絵になった。
 

 橋のすぐ下に小道がありますが、
 頭がぶつかる低さです。
 頭上注意です。

 
 目の前の道は、
 国道473号線です。
 こちらのアンカレージは
 にぎやかです。
 レンガの花壇があります。
 
 そのレンガの花壇について、
 説明がありました。
 レンガの材料が
 佐久間ダムのダム湖に堆積した
 粘土で作ったそうですよ。
 
 アンカレージはさらに
 にぎやかな事に。
 絵が描いてあります。
 実はこれ、
 佐久間高校美術部のみなさんが
 描いたものなのですね。
 
 反対側はヒマワリとカエルです。
 なぜにカエル?
 
 国道側の面にも描いてあった。
 右は女の子と雪だるま。
 左はちょうちょですね。
 こんなになごむ
 アンカレージは他には無いです。
 
 空撮…じゃなくて
 県道1号線のトンネルの手前から
 中部橋が見下ろせる所があります。
 一望できます。

[2012年5月現在]

「中部(なかつべ)橋」は昭和12年(1937)3月に出来た、歩行者用吊り橋です。
(株)宮地鉄工所によって建設されました。
橋長167m、幅は1.6mほどあります。
佐久間の町は、真ん中を流れる天竜川により、分断されたような形になってます。
中部橋は、そこを結ぶ生活の為の橋でもあるのです。
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