【岐阜県・郡上市-旧・和合橋】
岐阜県郡上市明宝の国道沿いに隠れていた廃橋梁です。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 今回の橋は道の駅・明宝から
 北に6kmほど行った所にあります。
 特に目印も無い場所なので
 通り過ぎないように
 気を付けて行きます。

 国道472号沿いに
 空き地があったので
 そこにバイクを停めます。
 そこから橋まで歩くのですが、
 その前に現道橋から旧橋を見てみよう。
 遠くに見えますが、
 実際はそんなに遠くはないですよ。
 方杖ラーメン橋らしいです。
 
 空き地から道路沿いを来ると
 こんな看板があった。
 「河川入口」
 これは、釣り人が河原に行くための
 道がある場所です。
 どうやらさっきの空き地は
 釣り人の為の駐車場なのかも?
 
 さて、上の写真の道を
 真っすぐ来ると、
 獣よけフェンスの扉があります。
 入れないかと思いましたが、
 かぎは掛かってなかったので
 問題なく入れました。
 なんかオリがあるけど、
 熊とかのワナなのかな?
 
 扉を開けて入ると
 すっかりドロだらけ。
 現道の橋が昭和56年製なので
 廃道化してから、
 もう38年程経ってるわけですね。
 
 日が当たる所は薮になってます。
 さいわい少しなので無問題です。
 親柱はちゃんと残っていて
 銘板もあった。
 「吉田川」
 この下を流れる川の名です。
 隣の物は雑草に埋もれて
 よく分からなかった。
 
 雑草で覆われてるのは
 橋の両はじだけなので
 中程は路面が見えてます。
 でもボロボロなので
 アスファルトがあったのかは
 よく分かりません。
 
 橋の幅は1車線程度で
 すれ違いは出来なさそう。
 高欄は表面が溶け出して
 中の鉄骨がむき出しです。
 これって橋本体は大丈夫なの?
 
 渡った先の親柱は
 何とか見えそう。
 「わごうはし」
 上が壊れてるし…
 現道の橋も「和合橋」なので、
 タイトルは「旧・和合橋」です。
 
 隣は竣工年
 「昭和三十五年九月竣功」
 59年も前ですね。
 上からじゃ橋の姿は分からないので
 下から見てみます。
 釣り人が通る道を使えば行けるはず。
 さっきの河川入口に戻ります。
 
 森の中の斜面を下りて来ると
 河原に出ます。
 梅雨時ですが
 そんなに水量はありません。
 ここからなら橋の姿がよく見えますよ。
 そんなに古そうなデザインに見えないし
 廃物件の風格には欠けます( ̄▽ ̄)
 
 真下までは行けなかった。
 高欄とは違い、
 橋桁はきれいなままでした。
 雨に濡れないと
 コンクリが溶け出さないから…
 でしょうか?

[2019年7月現在]

橋のある位置は、国道472号の直角方向に架かっています。
橋に繋がる道は、国道から分かれて平行に通っているので、
国道の旧道なのかもしれません。
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