【国道303号線-椿井野旧道】続編2
岐阜県久瀬村を走る国道303号線は、山の中の快適ドライブ路線です。
そこの旧道が、山の斜面ごと崩落した後の、復旧現場を見て来ました。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 2006年 5月13日。
 国道303号線の旧道のある山が
 広範囲で崩落しました。
 詳しくは国土交通省のサイトで見てね。
 今回、その崩落現場を
 間近で見て来ました。

 崩落より3年経ち、
 あらかた工事は終わったようです。
 白っぽい部分は、
 コンクリの枠で作られた法面です。
 …でも、旧道が復旧された
 気配がありません・・・
 どうなってんのだろう?
 これは近くで確認しなければ。

 ちなみにこの写真は旧々道から撮ったもの。
 
 道の駅の裏の旧道から、
 歩いてここまで来ました。
 無論、車は通行止めですよ。
 工事車両が通るので、
 荒れてはいませんね。

 遠くに例の崩落現場が見えてます。
 
 もう少し行くと小屋があった。
 今日は休日なので誰もいないようです。
 工事現場が近いので、
 もっと乱雑なのかと思ったけど、
 思いのほか何もありません。
 小さなユンボ1台きりです。
 
 通行止めの中にも通行止めが・・・
 ここから先はマジやばいから?
 そう言えば、ここにも
 法面が補強されてるけど、
 崩れる危険があるってコト?
 ちょっと緊張しますね。
 
 コンクリの法面の向こうの草地は
 あの崩落面ですね。
 旧道がそこで途切れてます。
 旧道は崩れ落ちたと言うより、
 埋ってしまったようです。

 …何もないけど、
 復旧作業はもう終わってるのかな?
 
 ついに地滑り地点に着きました。
 路肩とガードレールが
 持って行かれてます。
 はるか下には揖斐川が見えます。
 でも、ここからじゃ
 いまいち全体がわかりませんね。
 もうちょっと先まで行ってみよう。
 

 作業員が通った踏み跡を上がって
 崩落面が見渡せる所に出ました。
 うわ〜〜っ
 でっかい斜面!
 反対側では旧道が補修されてます。
 でも、崩落面に道はありません。
 ずっとこのままなんだろうか?
 やっぱり旧道は見捨てられちゃうの?
[2009年9月現在]


旧道が通っている場所は、揖斐川の流れにより斜面が浸食され、
過去にも大きな地滑りがあった痕跡が沢山見られるそうです。
今回崩落した斜面も、古くからの地滑りの跡地が、再度崩れたと考えられるとのこと。
崩落の規模は、幅150m高さ90m、崩れた土砂の体積約5万立方メートル。
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