【国道303号線-椿井野旧道】後編
岐阜県久瀬村を走る国道303号線は、山の中の快適ドライブ路線です。
現道はトンネルでもって山という山を難無く通り過ぎて行きます。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 

 ここは旧道らしさはもとより
 廃道の雰囲気すら漂う
 けっこうおいしい道です。
 特に後半のビューポイントからの眺めは
 揖斐峡よりもおすすめです。
 あと、おまけもあります。


 落石と桜の花びらという組み合わせ。
 きれいだか何だか…
 旧道はここから高度を下げていきます。
 
 目の前の川岸に古いレンガの建物が。
 まさにここがこの旧道のハイライトです。
 赤と緑のコントラスト
 なかなかイイ!風景です。
 しばし見とれます。
 それと後で気付いたのですが、
 川に架かっている吊り橋の板が抜けています。
 これじゃ渡れませんね。

■この建物はイビデンの東横山発電所です。
建設されたのは1921(大正10)年で、現在は文化財に登録されています。自家用水力発電で12,100kWの発電力です。現役の施設で、大垣市の工場に送電しています。
 
 西側にも通行止めの柵が置いてあります。
 全然やるきなしですね。
 車、通りまくりです。
 〈!〉これが花を添えてます。
 旧道好きには、そそる風景ですね。
 廃道好きなら、完全に封鎖されている方が
 萌えるものだったりして。
 

 旧道は桜のアーチの下をくぐって行きます。
 満開の時季はのがしましたが、
 散る桜もまたきれいなものです。
 手前の橋の下は川ではなく、
 例の発電所に水を流すための
 パイプラインが何本も通っています。

 

 ここで現道と合流します。
 いびがわマラソンのコースは、
 右に曲がって現道を行きます。
 その時は大勢の人がこの旧道を走るのでしょう。

 
 旧道の出口には道の駅があります。
 「星のふる里ふじはし」 です。
 ここの裏を旧道が通っている事になります。
 これは裏手から撮影したもの。
 

 椿井野旧道を現道から見ると
 こんな感じに。
 あのロックシェードは
 トンネルの真上じゃなく
 右側にずれてました。
 それでは、このトンネルを通って
 帰るとしましょう。

[2004年4月現在]

   
おまけ【国道303号線-線形改良廃道】
岐阜県久瀬村を走る国道303号線の旧道群には、小さな廃道がありました。すごい小ネタですが…
赤字…ルビーのコメント 青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント
 
 たまには私以外の娘にも
 解説してもらいましょう。
 というわけでルビーちゃんどうぞ。


 わ〜い。初めてここに出してもらえるぞ。
 どうも、ぼくがルビーです。
 がんばりま〜す。

 今は橋を掛けて通りすぎちゃってるけど
 山側のひっこんだ所にガードレールがあるです。
 昔の国道の跡です。
 見るからに通りにくそうだね。
 
 こ〜んな大きな岩がおちてます。
 誰もどけないのかな?
 自動車は通らないのでいいのか。
 草ぼうぼうで歩いてもいけません。
 
 こっちは道がつながってません。
 幅もせまいので昔はさぞかし
 通るのは大変だったかも。
 こんなんでいいのかな?

 いいわよルビーちゃん。
 まあ小ネタなのでこんなモンでしょ。
 ここは樫原旧道と椿井野旧道の間にある
 2つの洞門をつなげる橋の所にあります。
 気を付けていないと
 あっという間に通り過ぎてしまう、
 ささやかな廃道です。

ツーリング途中に気軽に立ち寄れる旧道群です。初めての人にはおすすめです。
ただし車で来ると、すれ違い困難な所がけっこうあるので注意が必要です。

2006年6月には椿井野旧道は大変な事になってました。続編をそうぞ。
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