【岐阜県・白川町-黒川の廃吊り橋】
岐阜県白川町を流れる黒川で見付けた廃吊り橋。
青字…ラピスのコメント ■黒字…作者のコメント

 
 航空写真で
 それっぽい物を見付けたので
 現地で確認に言って来た。
 そしたら想像以上の良物件が!

 県道70号線のこの場所から
 今回の吊り橋へ行きます。
 分かり辛い場所ですが、
  「黒川いこいの家」がある西側。
 橋への道は無いように見えますが、
 ガードレールの隙間の柵が
 下へ下りる道になってます。
 

 道が・・・無い??
 いや、道はありますが
 すっかり薮になってますよ。
 かろうじて斜面とは
 区別がつく程度ですが…
 しかも、切った枝が置いてあって
 侵入を妨害されます。

 
 画像では道が見えませんが
 実際は真ん中に道があります。
 木々の向こうに見えるのは…
 主塔ですよ。
 航空写真じゃどんな橋か
 分からなかったのですが、
 またひとつ吊り橋ゲットです。
 

 薮が酷かったのは
 県道のすぐ下あたりまでで
 途中からは大した事なかった。
 とは言え歩き辛いのですが。
 主塔は金属製で
 この地方では一般的なスタイルです。
 緑色で景色に溶け込んでます。

 
 アンカレージは苔むしていて
 自然の景色の中に同化してた。
 もう完全な廃物件ですね。
 橋桁はあるはずですが
 植物に視界を奪われて
 まったく見えません。
 

 黄色いバリケードが
 立ち塞がっていて
 その向こうに床が見えます。
 ちゃんと橋桁がありました。
 ありましたが
 これはちょっと渡れない。

 

 橋が渡れないので
 今度は下から見ようと
 河原に下りて来ました。
 下からだと対岸側まで見えます。
 もうボロボロです。
 それと、左側にあるのは橋脚?
 どうやら吊り橋より古い橋が
 あったようです。

 

 橋桁も金属製なので
 渡れなくはないけど、
 ちょっとムリ。

 対岸からはいけるだろうか?

 
 東側をぐるっと回って
 川を渡って来ました。
 民家の横を通ると
 こちらは楽に行けた。
 林の向こうに主塔があるけど、
 橋の情報が分かる
 銘板のたぐいはありませんでした。
 
 A型バリケードで通せんぼ。
 こちらの橋桁は
 床板が健在だよ。
 
 とは言え、20〜30年は
 経ってそうな雰囲気だ。
 苔むしていて
 板は腐ってますね。
 でも、まだ大丈夫そう。
 高欄を見れば青色だ。
 さっき緑に見えたのは目の錯覚?
 
 では渡ってみましょう。
 念のため下に鉄骨のある
 真ん中あたりを歩きます。
 ゆっくり歩いてるからか
 あまり揺れませんね。
 
 大丈夫じゃなかった。
 板が割れて落ちてる。
 釘も浮き上がってるけど
 これは板が縮んだからかな?
 
 さっきの雑草まみれの方は
 板が全部無くなってます。
 渡れないように
 わざと外してるのでは
 ないようです。
 
 横を見ると
 古い橋脚がすぐそこにあります。
 鉄筋が飛び出してるけど
 どんな橋が架かってたんでしょう。
 

 橋から見る黒川の景色は
 なかなか良いです。
 これは上流側。
 下流側には別荘らしき
 建物が見えます。

[2019年5月現在]


今回の吊り橋の東側には、以前レポートした「黒川の吊り橋」があります。
主塔のデザインや、金属の橋桁と木の床板も似ています。
しかも、すぐそばに古い橋脚があるのも同じですね。

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